りそな銀行は17日、店舗の窓口にいかなくても、トラックの中でほぼ同じサービスが受けられる、移動型店舗「りそな号」を、大阪と東京のあわせて4か所で導入した。大手銀行としては初めての試みということで、備え付けのATMで紙幣の出し入れができるほか、タブレット端末で振り込みや住所変更などの手続きをしたり、常駐する職員に、資産運用や住宅ローンなどについて相談したりできる。
りそな銀行の岩永省一社長は、「モバイルによる業務の効率化を図る一方、店舗で直接、相談したいというニーズもある。この2つを兼ね備えた、新しい銀行の形だ」と話す。大阪では、近くに店舗が少ないという、吹田市と豊中市の商業施設でそれぞれ週に2日ずつ営業し、専用のホームページで予約できる。