コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案として“月9”で放送されたテレビドラマ『シャーロック』(フジテレビ系)が映画化されます。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が6月17日(金)、全国東宝系で公開です。
主人公は、ディーン・フジオカが演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄。若い頃から不可解な事件の謎を解いてきた天才です。警察やクライアントから舞い込む依頼のうち、興味のあるものだけを請け負う自由気ままなスタイルを貫いています。
獅子雄とバディを組むのが、岩田剛典演じる元ドクターの若宮潤一。もともとは病院で精神科医として勤務していましたが、国家試験でカンニングしたのがばれて失職し、獅子雄の仕事を手伝うことになりました。
瀬戸内海の離島・霞島で、日本を代表する資産家の男性が莫大な遺産を残して変死しました。死因は、狂犬病です。
死んだ男性は、蓮壁千鶴男 。蓮壁家の主人で、死ぬ前には、娘の紅が誘拐されたことから犯人捜しを二人に依頼していました。
千鶴男は、蓮壁家の財産を霞島の険しい山の奥にある洞窟に隠していたことから、この洞窟へひとりで向かっていたのでした。
獅子雄と若宮は調査を開始、霞島にある蓮壁家の邸宅に着きます。そこは古くて異様な洋館のお屋敷でした。お屋敷には千鶴男の妻・依羅、長男の千里、千里の元家庭教師で地震学者の捨井、執事の馬場らがいます。
その夜、長男の千里が洞窟の中にある金庫を確かめようと、山へ出かけました。翌朝、千里が洞窟の入口近くで死んでいるのが見つかります。死因は凍死。
一方、霞島では20年前にも誘拐事件が発生し、警視庁捜査一課の江藤の父親が捜査していたことが分かります。この島には人を襲う不気味な“魔犬”がいるという伝説がありました……。
フジテレビの月曜9時枠のドラマとして放送された『シャーロック』の劇場版です。
獅子雄と若宮が名探偵バディとし難しい事件を解決する物語。アーサー・コナン・ドイルが書いた「シャーロック・ホームズシリーズ」を原案としていて、今回の劇場版もコナン・ドイルのシリーズ長編小説「バスカヴィル家の犬」(1901年発表)がもとになっています。日本では新潮文庫・創元推理文庫・角川文庫から出ています。