ラジオ関⻄の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関⻄『三上公也の朝は恋人』内、午前9時38分ごろ〜)。4月14日の放送回では、運輸・輸送を行うロジカ株式会社(本社:兵庫県加古郡稲美町)を訪問し、代表取締役の中村哲也さんに、運送業者の現状や取り組みなどを聞いた。
食品関係をメインに様々なモノの輸送を行っているロジカ社。 元々運送業のドライバーだった中村さんは当時「今の運送業は古い体質のまま」と感じ、理想の運送業を模索。そこで中村さんは「自分でやってみよう」と思い、2011(平成23)年に明石市でロジカ社を立ち上げた。今年で9期目となる同社はトラックを42台擁し、茨城県にも営業所を構えるなど、関西から関東と幅広いエリアを手掛けている。
今の運送業界について問われた中村さんは「直近でいえばコロナの影響もあり、だいぶ落ち込んではいます。しかし、運送業側から見れば、いろんな業種のお客様とお付き合いができるので、分散化し、リスクヘッジなどができています」と前を向く。
そして今、中村さんはトラックの台数を増やそうと考えている。運送業界ではいわゆるドライバー不足ともいわれているが、ロジカ社では「ネット戦略や働きやすい環境作りのおかげで、増加傾向にある」とのこと。働きやすい環境作りには規模が必要と考え、元ドライバーであったからこそ働きやすい環境は何なのかが分かるという。
その中村さんのこだわりは、『対お客さん』。過去の運送業は悪い風習があり、同業者同士で仕事をとり合うことなど、顧客と関係ないところで弊害が出ていたそうだ。しかし、「それはトータルとして、お客さまにサービスできていなかった」と考える、中村さん。顧客にサービスを還元するには、「年間通して同じような値段で走ったり、チームプレーでどれだけお客さまにサービスや安心感を与えること」が大事だと強調する。
ロジカ社では、『ロジカのリアルを正直にお伝えします!』ということで、4月24日(金)午後8時と、25日(土)午前10時に会社説明会を開催。「未経験者にどんな会社なのか、どういう仕事をしているか知って欲しいため、気軽に来てもらい、見てもらおう」と積極的に門戸を開き、特に運送業未経験者や異業種で働いてきた人を積極的に募集しているという。
「ドライバーの数が減っていることは事実だが、いろんな会社で経験者を取り合ってもあんまり成長しない。それなら、ほかの業種から来てもらった方を育てたほうが、様々な見方ができ、成長できる」という中村さん。同業社との共存を図りつつ、自社の成長のためにも今後の人材育成の重要性も語っていた。
ロジカ株式会社
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