夏休みはみんなで「あかパー」を 自宅で手軽に明石焼 全国初の明石焼ミックス粉が好評 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

夏休みはみんなで「あかパー」を 自宅で手軽に明石焼 全国初の明石焼ミックス粉が好評

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 明石焼は、地元では「玉子焼」として百数十年前から親しまれている兵庫県明石市のご当地グルメ。たこ焼き誕生の大きなヒントになったとも言われている。自宅でたこ焼きを楽しむ「タコパ」はよく聞くが、明石焼でパーティーをしたことはあるだろうか? 粉は何を使えば? あの上品なつけだしはどうやって作れば? 意外と難しい。

 そんなニーズに応える商品がいま、好評だ。明石市の株式会社夢工房が、自宅でも明石焼を楽しめる「つけだし汁付きあかし玉子焼粉セット」を販売している。

「つけだし汁付きあかし玉子焼粉セット」(写真提供:明石夢工房)

 自宅でたこ焼きプレートを使って手軽に明石焼が楽しめるという同セットは、一袋で30〜40玉の明石焼ができる。たこ焼きのミックス粉はさまざまなメーカーから販売されているが、明石焼専用のミックス粉はこの商品以外になく、全国初だという。

 この商品が注目を浴びはじめたのは、新型コロナウイルス禍。なんとか自宅でおいしいものを食べたいという人が増え、お好み焼き・たこ焼きの粉が軒並みスーパーから姿を消した。夢工房の代表取締役で「あかし玉子焼ひろめ隊」の隊長・古志利宗さんは「コロナ禍前は、明石市民でも玉子焼はお店で食べるもので、自宅で作るものではなかった。このミックス粉もほとんど注目されることはなかったが、コロナ禍で売り上げがそれまでの5〜6倍になり、自宅で、自由な食べ方をしてもらえるチャンスと捉えた」と話す。

(写真提供:明石夢工房)

 明石焼は、たこ焼きと何が違うのだろう? たこ焼きをだし汁につければ明石焼になると思ったら大間違いだ。決定的な違いは材料の「粉」。たこ焼きは小麦粉と山芋(山芋パウダー)で作られるのに対し、明石焼は、小麦粉とうき粉(別名じん粉)を使う。うき粉は小麦のでんぷんで、独特のプルンとした食感を出すのに欠かせない。また、明石焼の方が歴史が古く、たこ焼きのルーツであることを忘れてはならない。今年3月、100年続く食文化として文化庁の「100年フード」にも選定された。

(写真提供:明石夢工房)
(写真提供:明石夢工房)

「つけだし汁付きあかし玉子焼粉セット」(税込540円)は、明石夢工房西明石店や明石観光協会、ひょうごふるさと館、農産物直売所「めぐみの郷」などで販売されている。明石夢工房では、明石焼パーティーを「あかパー」と呼び、たくさんの人が集まる夏休みシーズンに、わいわいにぎやかに楽しんで欲しいと話している。

◆明石夢工房 通販サイト
https://yumekoubou.base.ec/items/47074788

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