サッカー・J1のヴィッセル神戸は、1日、元日本代表MF橋本拳人選手(28)との 契約を延長することが決まったと発表した。今回の契約延長は、FIFAのレギュレーションによる、ロシアのチームとの契約一時停止措置の延長を受けてのものになる。
東京都板橋区出身の橋本選手は、FC東京の育成組織を経て、2012年にトップ昇格。その後、ロアッソ熊本での期限付き移籍を挟み、2020年シーズン途中までFC東京の主力ボランチとして活躍。2020年7月からはロシアのFCロストフでプレーしていたが、FIFAのレギュレーションにより、ロシアのチームとの契約が一時停止された措置を受けて、今年3月にヴィッセルへ加入。クリムゾンレッドの一員としてはJ1第7節、古巣のFC東京とのアウェイ戦に早速出場するも、その後はけがなどの影響もあって試合から遠ざかっていたが、J1第15節ジュビロ磐田戦で復帰。そこからはチームに不可欠なボランチとして攻守に奮闘し、存在感を発揮していた。
ヴィッセルにとっても橋本選手の残留は、J1生き残りのための大きな力となるだろう。日本代表復帰への思いも強い背番号15のさらなる活躍に期待がかかる。