「エレベーターの隙間」に物を落としたらどうなる? 「最も多いトラブル。まっすぐ落ちたら大丈夫ですが…」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「エレベーターの隙間」に物を落としたらどうなる? 「最も多いトラブル。まっすぐ落ちたら大丈夫ですが…」

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 高層・低層階へすぐに身を運んでくれるエレベーター。便利な一方で、乗り込む際に、あの足元の繋ぎ目の隙間に「物を落としてしまったら…」という不安を抱いたことはありませんでしょうか。もしもワイヤレスイヤホンや鍵などを、あの隙間に落としてしまったらどうなってしまうのでしょうか。日本国内でエレベーターのトップシェアを誇る三菱電機ビルソリューションズに聞きました。

☆ ☆ ☆

 エレベーターで最も多いトラブルが「足元の隙間から物を落とす」ことだそうで、自宅の鍵や車の鍵、オフィスのIDカードなどを落とすケースが多いようです。

 では、落とした物はどうなるのでしょうか。

 万が一、物を落としてしまったとしても、まっすぐに落ちれば回収することができるそうです。エレベーターの人が乗る部分のことを「かご」と呼びますが、このかごが最も下の階に降りている時、そのさらに下には「ピット」と呼ばれる空間があります。隙間から落ちた物は大体がこのピットへ落ちるので、鍵などの場合は、適切な手順を踏めば無事に回収することができるそうです。

 ただし、まっすぐに落ちない場合(例:カードタイプの物など)は、途中で昇降路内の他の機器に引っ掛かり、ピットにまで至らない事例も出てきます。そうしたケースでは、回収に時間がかかる可能性もあるとのこと。また、ワイヤレスイヤホンなどの機器は、回収できたとしても、落下したことによって破損してしまう恐れがあります。

エレベーターのピット(写真:コーリツ)
エレベーターのピット(写真:コーリツ)

 エレベーター内で想像する最悪な事態で真っ先に思い浮かべるのが「もしも、中に閉じ込められたら」ではないでしょうか。閉じ込められた際の対処法についても聞きました。

 まず、何かしらの原因でエレベーター内に閉じ込められた場合は、無理に外に出ることは禁物。まずインターホンで管理室へ通報して、管理者の指示に従います。管理者が不在の場合は、扉を叩いて大声で外部の人に知らせ、エレベーター管理会社に連絡をとってもらってもらうのがベター。

 「無理に外に出ることは避けるべき」とのことですが、漫画やドラマでよく見る、「天井から自力の脱出」はできるのでしょうか? 

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