兵庫県稲美町で2021年11月、小学生兄弟が死亡した住宅火災で、神戸地検姫路支部は7月8日、同居していた伯父の無職の男(52)を殺人、現住建造物等放火罪で起訴した。これ受けた遺族のコメントは次の通り。
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私達夫婦にとって、2人の子どもは生きがい‟命„そのものでした。
2021年11月19日。その日で私達の時間も止まったままです。今は2人の子どもは、ともに私達の“心の中„で生き続けています。
けがれのない純粋な幼い2人の“命„、夢と希望に満ちあふれた将来。
2人の子どもは「大きくなったらプロ野球選手になりたい」。親として本当に頼もしい限りでした。
しかしもう2度とその声を聞くこともその姿を見ることもありません。
私たち夫婦や親族の心に、大きな大きな穴が開いてしまいました。この先、癒やされることもないでしょう。
仲の良かったお友達、学校の先生方、生徒さんたち、周りの住民の方々の心にも傷を残してしまいました。
たった1人の身勝手な人間によって、放火という残虐な手段で何の罪もない 心の優しい幼い命と、2人が可愛がっていた2匹のペットも逃げる場もなく命を奪われました。
「パパ!ママ!苦しいよ、熱いよ、怖いよ!」と助けを求め、大きく泣き叫びながら…さぞかし 無念だったでしょう。
私達は親として2人の大事な大事な命を守ることができませんでした。悔しくて、悔しくて、後悔しきれません。 無念でしかありません。
私達は被告人がどのような処罰になろうとも決して許すことはありません。
これから裁判が始まります。裁判員の方々、裁判官には(被告人に対して)厳正な処罰を求めます。