オペラ『ラ・ボエーム』2年の時を経て開幕 兵庫県立芸術文化センターで15日から | ラジトピ ラジオ関西トピックス

オペラ『ラ・ボエーム』2年の時を経て開幕 兵庫県立芸術文化センターで15日から

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 2年の時を経て、ついに幕が上がる。コロナ禍で2020年の上演が叶わなかった、兵庫県立芸術文化センター(同県西宮市)の「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022 歌劇『ラ・ボエーム』」。タイトルに“2022”を冠した公演がいよいよ15日からスタートする。

(C)飯島隆/兵庫県立芸術文化センター

 スタッフ、キャストらには、2年前と同じ顔触れが国内外から再集結した。

佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022 歌劇「ラ・ボエーム」リハーサルの様子(第2幕) ※リハーサルのため、一部出演者はマウスシールドを着用しています

 米国アカデミー賞美術賞を3回受賞、国際的に高い評価を得ているイタリア出身の美術デザイナー、ダンテ・フェレッティが演出、装置、衣装などを担当。日本を代表する指揮者の一人である佐渡と強力なタッグを組み、新味溢れる華麗なステージを作り上げた。見てのお楽しみのシーンが盛りだくさんだ。

 プッチーニ作曲の『ラ・ボエーム』は、パリを舞台とした、若者たちの恋と青春の物語。「冷たい手を」「私の名前はミミ」など、聴き覚えのある美しいアリアが次々と登場、オペラ初心者も楽しめる。ブロードウェーミュージカル『RENT』は、同作品を現代風にアレンジしたもので、世界的に大ヒットした。

歌劇『ラ・ボエーム』リハーサルの様子(第1幕)

 若い詩人ロドルフォに一途な恋心を寄せるヒロイン・ミミ役は、イタリア出身の期待の若手ソプラノ、フランツェスカ・マンゾと可憐な雰囲気が役のイメージとぴったり重なる、わが国屈指のプリマドンナ、砂川涼子がダブルキャストで演じる。

フランツェスカ・マンゾ
砂川涼子 (C)Yoshinobu Fukaya

 ロドルフォには、イタリアで活躍中、今夏のザルツブルク音楽祭にも出演のリッカルド・デッラ・シュツカをキャスティング。また、プリモ・テノールとして数多くのオペラ、コンサートで名を馳せる笛田博昭と日替わりで豊潤なテノールを響かせる。

リッカルド・デッラ・シュッカ
笛田博昭
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