金品を盗む目的で 兵庫県加古川市の住宅に侵入し、 住人の女性(87)の首を絞めて殺害したとして、兵庫県警は28日、 住居侵入と強盗殺人容疑で無職の男(31)を逮捕した。
男は自宅に戻った後で「隣人(の女性)を殺してしまった」と110番通報し、「金に困っていた」と話しているという。
男は27日午前11時半ごろから午後4時前にかけて、金品を盗むために加古川市尾上町の住宅に侵入して物色しているところをこの女性に見つかり、首を背後から両腕で絞め殺害した疑いが持たれている。
男は同日午後3時55分ごろ110番し、現場に駆け付けた警察官が、この住宅1階の寝室で、心肺停止の状態であおむけに倒れている女性を見つけ、病院へ搬送したが、死亡が確認された。 現場近くの路地にいた男が「通報したのは私です」と申し出たため、加古川署へ任意同行して逮捕した。男は「やったことが怖くなって通報した」という趣旨の説明をしているという。
兵庫県警によると、女性は2階建ての住宅に夫(86)と2人暮らし。当時、女性が1階、夫が2階で睡眠中だった。女性は、部屋に男がいることに気付き、目を覚ました可能性が高いという。