こんな高さからオープンエアで神戸の全景を見たことがありませんでした。7月29日にオープンした神戸ポートピアホテル本館屋上の展望施設「屋上テラス ソラフネ神戸」です。本館の31階でエレベーターを降りて、専用階段で屋上へと向かいます。すると突然視界が開け、高さ110メートルの絶景空間が眼下にひろがってくるのです。
屋上の西側の60平方メートルに船をイメージしたウッドデッキが設置されており、まるで甲板にいるような気分になるため「ソラフネ」と名付けられました。中央にはベンチとしても利用できるステージがあり、ここに座ったとき、街の景色がちょうどきれいに見える高さになっています。また、ここで立ち上がれば360度のパノラマビューを存分に楽しむことができます。
これまで本館屋上はヘリポートとして利用されていましたが、ぜひ屋上に出てみたいという客側の要望を受けて展望スペースを設けることになったのです。
ここからは六甲山系・神戸市街・ハーバーランド・明石海峡大橋・淡路島・神戸空港・大阪湾・紀淡海峡まで、まさに海・山・街の360度のパノラマを堪能できます。夜はエモーショナルな間接照明が神戸の夜景を盛り上げ、涼風を受けながらバーカウンターでのワンショットはムード満点で、今後はプロポーズプランも用意されるとか。
ちなみに100メートル前後が街の建物が最も立体的にきれいに見える高さといわれ、1981(昭和56)年の創業時に当時の中内力社長がヘリコプターに乗ってホテルの本館の高さを110メートルに決めたといわれています。
展望施設のみの入場料金は大人が昼1,200円、夜2,000円(40分1ドリンク付き)。完全予約制で定員25名となっています。(※ただし利用は小学生以上で、天候により営業が中止になることもあります)
この展望施設、宿泊・飲食利用以外でも入場できますが、レストランとのセットプランがお得になっています。そのうち、本館30階のスカイグリルブッフェ「GOCOCU」では、兵庫五国の夏の食材が勢ぞろいしたメニューがズラリと並びます。