大阪の御堂筋と中之島エリアで、1週間にわたって多彩な演奏会が開かれるクラシック音楽の祭典「大阪クラシック2022」が9月4日からスタートする。10日まで。
「たくさんの人に気軽にクラシック音楽を楽しんでほしい」との目的で、2006年から毎年9月に開催されているイベントで、オフィスビルや市役所、美術館、カフェ、ホテルなどを会場とした無料コンサートのほか、格安の入場料で一流演奏家らのコンサートも楽しめる。
同イベントは、2019年までの14年間で全1122公演、約61万人の聴衆を集めたが、コロナ禍の影響で、2020、21年は街中での無料コンサートを中止。規模を縮小した有料公演と動画配信のみを行っていた。今年は3年ぶりに無料コンサートが復活する。
参加するのは大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラの5楽団。
プログラムは、大植英次指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団「チャイコフスキー 交響曲第5番」(10日午後7時15分~、フェスティバルホール)、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ「0歳からのファミリーコンサート」(4日午後3時半~、大阪市中央公会堂大集会室)【以上、有料公演】、野津臣貴博(フルート)、石塚海斗(バイオリン)、井野邉大輔(ビオラ)、林口眞也(チェロ)「モーツァルト『フルート四重奏曲』」(7日午後5時半~、三井住友銀行大阪本店ビル)【無料公演】など。
有料公演のチケットは、チケットぴあなどで販売中。無料公演は事前予約制で、大阪クラシック公式ホームページで受け付ける(8月24日午後11時59分まで、希望者多数の場合は抽選)。無料の動画配信もある。問い合わせは大阪クラシック事務局、電話06-6946-6103。