阿部寛・清野菜名・高杉真宙らが演じる、警察音楽隊の奮闘とヒューマンドラマ 映画『異動辞令は音楽隊!』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

阿部寛・清野菜名・高杉真宙らが演じる、警察音楽隊の奮闘とヒューマンドラマ 映画『異動辞令は音楽隊!』

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 音楽もので刑事もので、サスペンスとコメディの要素も詰まったヒューマンドラマ。映画『異動辞令は音楽隊!』が8月26日(金)、全国ロードショーされます。

 主人公は55歳の警察官、県警本部捜査一課の成瀬です。犯罪捜査一筋に刑事を30年やってきました。

 いま捜査しているのはお年寄りのひとり暮らしを狙ったアポ電強盗事件。警察官のふりをして電話し、現金をしまっている場所を聞き出して、宅配業者を装って住宅に押し入り金を奪う卑劣な手口です。

 成瀬は犯人に心当たりがあり、家宅捜索の令状がないのに犯人と付き合いのある男の自宅へ上がり込んで自白を迫りました。昭和スタイルで法律すれすれの捜査をする成瀬に、コンビを組む若い刑事・坂本は「先輩がやっていることは違法行為です」と指摘します。

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 上層部は「コンプライアンスを遵守しろ」と命じますが、成瀬は応じません。こうした中、県警本部長から人事の“異動辞令”を言い渡されます。

本部長「音楽隊に行ってほしい」

成瀬「音楽隊?」

 成瀬は耳を疑います。「音楽なんてやったことありませんよ」

本部長「経歴に、ほら、7歳から12歳まで和太鼓を叩いていた、と明記されているじゃないか」

成瀬「30年間、警察に身を捧げてきた。それが音楽隊? ちょっと上に盾突いただけで?」

本部長「勘違いするなよ、ハラスメント対策室に、君に対して精神的圧迫を感じているという投書があった」

 音楽隊の事務所は緑に囲まれた田舎町にあるボロボロの小屋でした。成瀬がここに着くと、音楽隊は事務所のとなりにある教会を借りて練習していました。トランペット・サックス・クラリネット・フルートなどで構成する、20人ほどの吹奏楽団です。

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隊長「成瀬警部補にはパーカッションをお願いします」

成瀬「パーカッション?」

隊長「主にドラムです」

 音楽隊の隊員たちは、成瀬がこれまでの刑事の仕事で会ったことのないはぐれ者ばかりでした。全員が日常の警察官の仕事と音楽隊の演奏を兼任しています。

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