宝塚歌劇団OGで元花組トップ娘役の城妃美伶が、9月12日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。在団時に出演した数々の舞台の思い出や、今後の出演作について語った。
2011年に宝塚歌劇団97期生として入団し、退団後は芝居のみならず各方面で活躍している城妃。退団時の心境を「とても満足して、幸せに卒業させていただいた」と明かしつつ、宝塚時代を「今思い返しても幸せな思い出しか残っていないです」と振り返った。
当番組に初めて出演するゲストには必ず聞かれる「なぜ宝塚歌劇団に入ったのか」という質問には、宝塚に出会ったときの思い出を語ってくれた。小学6年生のころ、神戸に住む祖父母宅を訪ねた際に上演されていた「グランド・ロマンス 『炎にくちづけを』-「イル・トロヴァトーレ」より-」を鑑賞したのがきっかけだったそう。この観劇で「(宝塚歌劇団に)恋に落ちた」といい、子どもごころに「いつか娘役さんになりたい!」と夢を抱いたのだと熱弁した。
在団時の印象深い作品として、新人公演でヒロインを務めた2013年上演の「ミュージカル『ロミオとジュリエット』」星組公演を挙げた城妃。当時放送された『ビバ!タカラジェンヌ』で自身の歌唱音源が流れたそうで「自分の声がラジオで流れるなんて! と興奮しました」と、そのころの熱量そのままに語ってくれた。
さらに、ともに新人公演での主演を務めた、現・星組トップスターの礼真琴との思い出も。礼を「天才的な人」だと評し、「この人についていくにはどうしたらいいんだろう」という思いから、すべてのエネルギーを振りしぼって必死にぶつかっていったのだと、人知れず積み重ねてきた努力についても触れた。
退団後は、朗読劇からミュージカル、主演舞台や初のストレートプレイ作品など、活躍の場を広げている城妃。今月下旬には、出演者とスタッフ、客がともに公演をつくりあげる「共創演劇#1『失創セブンスプレイ』」への出演も決まっている。本作品はゲームの世界と現実とを行き来する物語だそうで、歌やダンスも盛り込まれており、「久しぶりにバリバリ踊ったり、歌ったりしています」とコメント。宝塚退団後もさまざまなことに挑戦し続ける城妃から、今後も目が離せない。
「共創演劇#1『失創セブンスプレイ』」は、東京・新宿村LIVE にて9月21日(水)〜25日(日)の期間での上演を予定している。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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