七五三のシーズンが近づき、子どもの可愛い姿をしっかりと写真に収めようと準備をしている人もいることだろう。最近の七五三写真の流行や写真を撮る際のテクニックについて、「スタジオエミュ須磨パティオ店」（神戸市須磨区）のヘアメイクアシスタント、布和美さんに話を聞いた。
七五三における最近の流行りとして、淡いカラーの着物が挙げられるそうだ。ヘアスタイルについては、それに合わせたふんわりしたアップスタイルが人気。「スタジオエミュではそうした流行りを取り入れた写真を撮ることもできますが、もちろん、かっちりとした雰囲気がお好みの方もいらっしゃいます。写真はずっと残るものなので、ママやパパの好みやお子様にあった雰囲気で選んで下さい」（布さん）
スタジオエミュでは従来の背景に紙を設置した撮影ではなく、子どもが自由に動ける立体背景スタジオになっているため、遊びながら自由に動いて撮影を行う。ただ立っているだけの撮影では良い表情は引き出せないため、スタッフも子どもたちと一緒に全力で遊ぶのだという。布さんは、「少しお姉さんになった7歳さんは大人っぽくなど、ご年齢に合わせて変化をつけて撮影するので普段と違う一面を見られるかもしれません」と話す。
写真スタジオでの撮影ではなく、自分たちで撮影をする際のアドバイスとして、「お子様の笑顔はもちろん、少し緊張している表情や泣いちゃったりした顔も全て思い出なので、気に入ったものはぜひ形に残してください」と布さん。続けて、「『七五三の写真はかっちりと！』というイメージもあるかもしれませんが、一枚一枚が二度と同じショットはない、特別なものだと思います」と語った。
子どもの写真を撮るときに苦労することも多いが、撮影時のテクニックとしては「ワクワクしてもらえるように心掛けること」だそうだ。布さんの場合はスタジオに向かう際に「撮影にいく」と伝えるのではなく、「どんなおもちゃがあると思う？」「シャボン玉しようね！」などと、これから楽しいことがあるという雰囲気を必ず作ることで、子どもたちのキラキラとした表情を生み出すのだという。布さんは「3歳くらいのお子様だと撮影しているのも気づかない内に撮り終わる時もあります」と笑う。
毎年数か所ごとにスタジオ改装を行うというスタジオエミュ。七五三写真を撮る際は、こうしたスタジオを利用して思い出を残すのもいいかもしれない。
※ラジオ関西『須磨パティオpresents河上幸恵のゆる～くふわっと魔法の時間』2022年10月14日放送回より
◆スタジオエミュ 須磨パティオ店
神戸市須磨区中落合2-18 須磨パティオ内 C立体駐車場隣接（2F）
（神戸市営地下鉄「名谷駅」すぐ）
営業時間 10:00～20:00
定休日 木曜（※水曜不定休）
電話 078-794-0753
※遊び心と癒やしをテーマにした写真スタジオ。専属スタッフが七五三や成人式などの衣装選び、ヘア・メイクをトータルコーディネート。子どもから大人まで、幅広く各種記念撮影を行っている。
