昭和のカルチャー、ファッションを令和風に解釈した「ネオ昭和」スタイルで人気沸騰中の阪田マリンさん。若干21歳の彼女はどんなきっかけで昭和に目覚め、どんな要素に魅力を感じているのでしょうか。本人をトークゲストに迎え、シンガーソングライター・音楽評論家の中将タカノリと、シンガーソングライター・TikTokerの橋本菜津美とともにその軌跡をたどります。
【中将タカノリ(以下「中将」)】 最近、InstagramやTiktokで昭和っぽいファッションの投稿をしてる若者が多いじゃないですか。
【橋本菜津美(以下「橋本」)】 10代、20代くらいでいっぱいいますね! 音楽と言いファッションと言い、若い人たちの間で昭和がブームになってるみたいです。
【中将】 こういうブームが最近「ネオ昭和」って呼ばれるようになってるらしいんだけど、今日は番組(ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』)には珍しくゲストをお迎えしております。ネオ昭和のカリスマ、阪田マリンちゃんです。
【阪田マリン(以下「阪田」)】 阪田マリンです。よろしくお願いします!
【中将】 TwitterやInstagramのファッション投稿がいくつもバズって、ブームの中心人物になっているマリンちゃんですが、ネオ昭和という言葉を作ったのもご自身だと聞いています。昭和にハマったきっかけは何だったんでしょうか?
【阪田】 中学生の頃、おばあちゃんの家で聴いたレコードです。お父さんが買ったものだったんですがチェッカーズの「Song for U.S.A」(1986)という曲で……。
【橋本】 チェッカーズがきっかけだったんですね!
【阪田】 はい、チェッカーズの音楽やファッションはもちろんですが、レコードというもの自体にもすごく興味を覚えました。
【橋本】 私の世代でも普通に暮らしていたら触れないものですもんね。でもジャケットのサイズが大きくて、手にとって見ているだけでも面白いですよね。
【阪田】 はい、それでいろんなレコードを集めだして昭和への興味が深まっていきました。
【中将】 SNSのファッション投稿で注目されるようになったマリンちゃんですが、どんなものを参考にしたんでしょうか?