新型コロナウイルスの影響で、休業したり売り上げが減ったりしている飲食店などを支援するため、丹波篠山市で前払い制のチケットを発行するプロジェクト『コロナに負けるな!つながる丹波篠山+(プラス) プロジェクト』がスタートした。
チケットは5000円または1万円つづりで、参加店舗はすぐに現金収入を得ることができ、参加者は感染拡大が収まったころに好きなタイミングで使うことができる。
プロジェクトを立ち上げたのは丹波篠山市で家具職人をしている中村伸一郎さん。
馴染みのお店が大変な状況のなか、「何かできることはないか?」と考えているときに高知県や岩手県で同じような取り組みがあることを知り、すぐにプロジェクトを立ち上げた。
参加店舗はプロジェクトのホームページに掲載。支援したい人はその中から応援するお店を選び、お店へのメールか電話でチケットを購入する連絡を入れて口座に送金。チケットは取り置き、もしくは郵送で受け取る。チケットの有効期限は発行日から半年間。
参加店舗は随時募集中で飲食に限らずどんな業態でも可能。ただし感染拡大の影響が長引き、チケット購入後にお店が閉店した場合でも返金はしない。あくまでも応援したいお店への善意によって成り立つ取り組みだ。
中村さんは「困ったときはお互い様と言える関係がベース。顔の見える範囲で応援し合いたい」と話す。
※ラジオ関西『PUSH!』2020年4月20日放送回より