ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は収束の見通しが立たない。 国際移住機関(IOM) によると、 国外に避難したウクライナ人が、さまざまな事情で戦地となる母国へ帰国し、ウクライナ国内での避難者が約624万人と推計されている(9月26日現在)。女性や子どもたちが性的暴力や人身売買に巻き込まれるケースも国連で報告され、困難に直面している。
こうした中、ウクライナで現地の人々を取材した映像ジャーナリスト、玉本英子さんによる講演会が12月23日、兵庫県川西市で開かれる。パレットかわにし(川西市男女共同参画センター・川西市市民活動センター)開設20年記念事業の一環。
玉本さんは1994年からアジアプレスに所属し、アフガニスタン、イラク、シリアなど、主に中東の紛争地を映像で取材。
アフガニスタンではタリバン政権下で公開銃殺刑を受けた女性を追い、2004年ドキュメンタリー映画「ザルミーナ・公開処刑されたアフガニスタン女性」の監督を務めた。
また、イラク・シリア取材では、戦火に苦しむ女性や子どもの視点に立った一貫した姿勢が評価され、第54回ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞(2016年度)を受賞。
このほか、 過激派組織「イスラム国」(IS) から迫害を受けたイラク北部地域に暮らすヤズディ教徒を取材し、坂田記念ジャーナリズム賞特別賞(2018年度)を受賞している。
そして2022年7月から8月にかけて、ウクライナ・オデーサ入りした玉本さんが、現地で撮影した取材映像を見ながら、女性や子どもたちの現状を伝える。
なお12月1日(木)~23(金) の講演会当日まで、フリースペースで玉本英子さんの写真も展示される(スペース内見学無料)
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「映像ジャーナリスト 玉本英子さんが見たウクライナ」~パレットかわにし20周年フェスタ 講演会
※12月16日(金)・正午までに要予約<以下参照>
■日時 2022年12月23日(金) 18:30~20:30
■場所 パレットかわにし (川西市男女共同参画センター・川西市市民活動センター) 兵庫県川西市小花1丁目8-1
■参加費 500円(一部は玉本さんへの寄付にあてられます)
※保育 1歳半~就学前までのお子さま (先着5人・無料)
■申し込み・問い合わせ パレットかわにし窓口・電話・FAX・メールで受付
TEL 072-759-1826(川西市市民活動センター)
072-759-1856(川西市男女共同参画センター)
FAX 072-759-1891(両施設共通)
メール info@gesca-kawanishi.jp