兵庫県警察本部の本部長に就任した吉岡健一郎氏(57)が20日、兵庫県警本部で記者会見し「新形コロナウイルスの感染が拡大するなか、便乗した詐欺や侵入窃盗などさまざまな犯罪の発生が懸念される。治安の維持に努めたい」と述べた。
吉岡本部長は愛知県豊橋市出身で、早稲田大学卒業後、1986年に警察庁に入り徳島県警本部長などを歴任、4月まで内閣官房で拉致問題対策に携わっていた。
また「兵庫県内では特定抗争指定暴力団に指定された山口組と神戸山口組のほか、神戸山口組から離脱した絆會が『3つどもえ』の状態にあり、県民の安全を確保するためこれらの弱体化と壊滅を進めたい」と決意を語った。
兵庫県警では20日までに神戸西警察署を中心に警察官や職員合わせて14人の新型コロナウイルスの感染が確認されており「ご心配をお掛けしている。今後、内部での感染拡大を防ぐ」と述べた。