21日午後12時40分すぎ、神戸市中央区の川崎重工業・神戸工場北側の北浜岸壁で、海上自衛隊の潜水艦「うんりゅう」の乗組員から、「陸上へ燃料(軽油)を陸上げ作業する際に、海上へ流出させた」と神戸海上保安部へ通報があった。
神戸海上保安部によると、海上に浮流した油は約10~20リットルと推定され、潜水艦内の燃料タンクを点検するため、タンク内を空にする作業を行う際に、配管などいずれかの場所から油が流出した可能性があるという。潜水艦の構造が特殊なため、同艦の修理に合わせて調査を進める。
現場ではオイルフェンスを張り、油吸着マットなどを使用して防除作業をしており、フェンス外への流出はなかった。