兵庫県の斎藤元彦知事が、2日の定例会見で、県内の感染状況について「第8波に入った」と述べました。県内ではこの日、前の週の同じ曜日に比べて1,000人以上増えた、3,410人が新型コロナに感染し、増加傾向が継続しています。斎藤知事は、「第6波や7波に比べると、少し感染者数の増え方がゆるやかではあるが、感染者数は右肩上がりだ。しっかり注視していかなくてはならず、発熱外来の診療体制を強化する」と話しました。
また、年末年始で忘年会など飲み会が増えたり、帰省をする人など往来が増えたりすることを踏まえ、「感染対策と社会経済活動を両立するのが基本的な考え方だ」と、強い行動制限は求めない考えを示したうえで、「マスクの着用などの基本的な感染対策と、(同時流行が懸念されている)インフルエンザを含めたそれぞれのワクチンを積極的に接種してほしい」と呼びかけました。