アパレルショップや美容室、飲食店など、店員と接する機会は多いですが、「絶対に話しかけられたくない」という人がいる一方で、「話しかけてほしい」という人も……。 皆さんにとって、店員との距離感はどのぐらいがベストでしょうか?
シンガーソングライターの近藤夏子と春名優輝アナウンサー(ラジオ関西)が月曜パーソナリティを務めるラジオ番組『Clip』(月-木、午後2時30分~)では、「店員との距離感」について話しました。
服を買いに行った際、「意味のない声かけをしてほしくない」という春名アナウンサー。「ごゆっくりごらんください」「何かお探しですか?」など、定型文化している声かけをされるのがいやなのだそう。また、試着や試食をすすめられると断れず、必要がなくても購入してしまうことも声をかけられたくない理由のひとつに挙げました。
春名アナウンサーと同様に、店員に話しかけられることなく、1人でゆっくりと見てまわりたいという人は多いのではないでしょうか。
この意見に対して、ショップ店員の経験がある近藤は、的外れな声かけは良くないと言いつつも「店員としてその人に合った声かけはしなければいけない」と反論しました。
会社の方針により接客をするスタイルの場合、声かけをすることは仕事であり、そのために店員は接客や声かけのスキルを日々磨いています。また、お客さんのなかには「販売員と相談しながら選びたい」「アドバイスをもらいたい」というタイプの人も大勢いるため、声をかけられないことを不満に思う人もいるのです。実際に「声をかけてもらえなかった」と、クレームが入ることもあるのだとか。
リスナーからは「声をかけられないものの、2~3メートル後ろのギリギリ視界に入るかどうかのところに店員がいるのがいやだ」という声も寄せられました。
そのときは特に買うつもりはなく、ただ見ているだけだったようで、「声をかけるタイミングを伺っているのか、いつでも対応できるように近くにいてくれているのでしょうが、視線を感じて気まずいです。反面、いざ説明を聞きたいときに限って、店員はどこを探してもいないなんてことばかりです」といったエピソードが寄せられました。