冬の岡山県美作エリアで温泉めぐりを堪能!「美作三湯巡回バス」1日4便、無料・予約不要で便利 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

冬の岡山県美作エリアで温泉めぐりを堪能!「美作三湯巡回バス」1日4便、無料・予約不要で便利

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 岡山県での宿泊・観光といえば、旅人の多くは岡山市と倉敷市へ向かうことが多いだろう。だが、岡山県北に位置する“美作(みまさか)地域”も大自然と歴史が共存する風光明媚な場所であることをご存知だろうか。

 美作といえば温泉。美作三湯といわれる「湯郷温泉」「奥津温泉」「湯原温泉」は湯量の豊富さが有名な温泉地ではあるものの、先述した2市に比べると、アクセスが良いとはいえない現状がある。

雪化粧がうつくしい“温泉の郷・美作”の冬(資料提供=奥津温泉観光協会)
雪見風呂が楽しめるのは今の時期だけ!(資料提供=湯原町旅館協同組合)

 そこで、アクセス問題を解消し美作地域の良さを広く認知してもらうための施策として誕生したのが「美作三湯巡回バス」だ。

 このバスは、観光庁の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化と交通連携事業」の補助事業として運行されている。

 運行期間は、2023年2月26日までの土日。岡山駅西口バスセンターを出発して、東回り(岡山駅、岡山空港経由、湯郷、奥津、湯原温泉)2便と、西回り(岡山駅、岡山空港経由、湯原、奥津、湯郷温泉)2便の1日4便。しかも無料で利用でき、予約も不要だという。
 
 ただし先着順となるため利用の際は注意を。また、道路・気象状況などにより運休や予定時刻の遅延もあるとのこと。

 このバスを使えば日帰りで温泉巡りも叶う。また観光目的だけでなく地元民の“冬場の足”としても利用可能。運営する下電観光バス・服部さんは「岡山空港に国際線も帰ってくれば、インバウンドの方にも喜んでいただけると思います。来年も継続できるよう、今回の実証運行を意義あるものにしたい」と語る。

 美作地域は、かつて「美作国(みまさかのくに)」と呼ばれていた。平安時代の書物によると713年に備前国(びぜんのくに)から分離し誕生したとあり、建国の由来が史料で確認できる数少ない歴史地域でもある。温泉好きはもちろん、歴史ファンもしっかり楽しませてくれそうだ。

※ラジオ関⻄『羽川英樹 ハッスル!』2023年1⽉12⽇放送回「岡山県北ハッスル情報」より

温泉や歴史など、魅力たっぷりの美作地域(資料提供=岡山県観光連盟)
足湯でほっこり(資料提供=岡山県観光連盟)

◆下電観光バス株式会社
公式ホームページ

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