兵庫県警「年頭視閲式」 安全・安心守る誓い、新たに 神戸・メリケンパークで開催 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

兵庫県警「年頭視閲式」 安全・安心守る誓い、新たに 神戸・メリケンパークで開催

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 新年を迎え、警察官が士気を高め安全を守る決意を新たにする、兵庫県警察本部の「年頭視閲式」が11日、神戸市中央区・メリケンパークで開催された。

兵庫県警・年頭視閲式<2023年1月11日午前・神戸市中央区 メリケンパーク>

 視閲式は、三木正夫・総務部長を総指揮官に、阪神・淡路大震災の際に結成した広域緊急援助隊や警察学校隊、交通機動隊を含む警察官353人、白バイやレスキュー車34台などが、オープンカーに乗った桐原弘毅本部長の視閲を受けた。

 昨年(2022年)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、規模を3分の1に縮小しての開催だったが、今年はほぼ従来の形式に戻し、ヘリコプターの上空旋回や白バイ隊のアトラクションなども披露された。

 警察庁によると、全国の刑法犯認知件数(犯罪件数)は、戦後ピークの2002年から19年連続でマイナスだったが、新型コロナウイルス感染拡大による自粛生活が緩和され、街頭犯罪が増加傾向にあることから、昨年(2022年)は20年ぶりにプラスに転じる見通し。

 兵庫でも同様の傾向にある。特に特殊詐欺の被害があとを絶たず、県内で2022年に確認された被害総額は約18億円(速報値)。過去最悪の被害額となった2013年の約20億円には及ばないものの、依然「高止まり」傾向にある。

 また、兵庫は特定抗争指定暴力団、六代目山口組と神戸山口組という「2つの山口組」の拠点があり、特定抗争の指定から2年が経過した現在も、動向が流動的で対立抗争の終結は見えず、さらなる警戒を強めている。

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