カシオ計算機が販売するG-SHOCKは、2023年4月に誕生から40周年を迎えます。1万円前後という低価格から購入することができ、あらゆる世代から愛されるG-SHOCKについて、登録者数が7万7千人を超える「腕時計YouTuber」であるRYさんが、『やさしい腕時計』(ラジオ関西Podcast)で解説しました。
1983年にカシオから発表されたG-SHOCK。当時は「時計は落としたら壊れる」というのが常識でしたが、「落としても壊れない時計を作る」というコンセプトのもと開発され、それを覆しました。当時、「アイスホッケーの選手がパックの代わりにG-SHOCKをシュートするも、壊れない」というCMが全米で流れたことがヒットのきっかけとなったそうで、そのタフさの認知が一気に広がりました。
タフでありながら、軽く、1万円前後から購入でき安価、という3拍子を揃え、G-SHOCKは最強の実用腕時計として世界へ羽ばたいていきます。高級時計を数多く所有するRYさんも、G-SHOCKを現在に至るまでずっと愛用しているそうで「G-LIDE GBX100」を船上で使っていたこともあるようです。「世界のトップサーファーからも支持を受けるモデルで、潮の満ち引きや日の出/日の入り時間などを表示させることができます。G-SHOCKのアラーム機能やストップウォッチ機能は基本ですが、こういった専門的な機能を備えたモデルがラインナップされているのも魅力ですよね」(RYさん)。
◆腕時計YouTuberが購入したG-SHOCKとは?
RYさんが2022年に購入したのが、「GA-2100シリーズ」、通称“カシオーク”と呼ばれるモデルです。「カシオーク」という愛称の由来は、特徴的な8角形のベゼルがオーデマ・ピゲ「ロイヤルオーク」にあります。「カシオのロイヤルオーク」=「カシオーク」と、世界中の時計愛好家が呼ぶようになったのです。
2019年に樹脂製の“カシオーク”が登場し、後にベゼルのみ金属化したモデル=“メタルカシオーク”(GM-2100)に派生します。そして、ケースやバンドなど全てを金属化したモデル“フルメタルカシオーク”(GM-B2100)が登場。RYさんは、カシオークを「都会的なスタイリッシュさがあり、大袈裟に言えばタフなG-SHOCKの中のドレスウォッチとも呼べるのではないでしょうか」と評価します。