人材サービス大手・パソナグループ(本社・東京都千代田区)は1月19日、2025年の大阪・関西万博に出展するパビリオンの外観イメージや建築デザインコンセプトを発表した。
「心臓(いのち)の螺旋(らせん)~アンモナイトからiPS心臓まで~」と題し、建築家・板坂諭氏がデザインを担当する。
板坂氏はパソナグループ・淡路島オフィス(2022年完成)のデザインも手掛けた。
同社は2020年以降、兵庫県淡路島へ本社機能の移転を進めている。パビリオン施設は2025年10月の会期終了後、淡路島への移転を視野に入れているという。
SDGs(持続可能な開発目標)への貢献を目標に掲げる大阪・関西万博では、 パビリオンをはじめ会場内施設の再利用といった資源の循環が課題となっており、このコンセプトにも合致する。
パソナは、大阪・関西万博のパビリオンを『PASONA Natureverse』(NatureとUniverseの合成語)と名付け、「いのち、ありがとう。」をコンセプトに掲げている。
生命の誕生から現在まで、“いのち”を繋いできた心臓にスポットを当てた。iPS細胞による再生医療の第一人者、大阪大学・澤芳樹名誉教授(心臓血管外科医)をエグゼクティブプロデューサーに迎え、心臓を作り上げる「iPS心筋シート」などの最新テクノロジーをはじめ、「からだ・こころ・きずな」をテーマにした展示も企画し、内容の具体化を進める。