「同行避難の備えを」 保護犬への思いから誕生 日本唯一のドッグスリング専門店「erva(エルバ)」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「同行避難の備えを」 保護犬への思いから誕生 日本唯一のドッグスリング専門店「erva(エルバ)」

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 愛犬と一緒に移動するときなどに役立つ「ドッグスリング」。 “犬用抱っこひも”の一種で、愛犬を布で包むようにして身体に密着した状態で抱きかかえられるアイテム。安心感をもたらすうえ、抱っこ中も両手が空くため、キャリーバッグよりも手軽に愛犬と出かけることができます。また、災害時など愛犬とともに避難する場面においても活躍することで注目されています。

 シンガーソングライターの近藤夏子と春名優輝アナウンサー(ラジオ関西)が月曜パーソナリティを務めるラジオ番組『Clip』(月-木、午後2時30分~)では、便利なドッグスリングを専門に製造販売している「erva(エルバ)」で代表を務める黄瀬さんに話を聞きました。

――専門店を始めたきっかけは?

【黄瀬さん】 2009年に愛犬(ノアちゃん・ムアちゃん)と出会ったことで、犬の幸せを考えるようになりました。いろいろと調べていくうちに生体販売の裏にある殺処分をはじめとした悲しい実情を知り、「捨てられる犬を減らしたい」「自分も保護活動に携わりたい」と強く思うようになりました。

 はじめは保護団体を設立しようと、実際に保護団体の方に会いに行ったりもしたのですが、あるときから「私にできることはなにか」を考えるようになりました。もともと人間用の抱っこひもの仕事をしていたので、犬用の「ドッグスリング」を作ることで今までの経験を生かすこともできますし、会社の運営で生み出した売り上げを支援につなげることで、保護団体とは別の切り口から犬たちに貢献することができると思い、起業しました。

――ドッグスリングのこだわりを教えてください。

【黄瀬さん】 赤ちゃん用の抱っこひもが、赤ちゃんの体を考慮したうえで親にとっても使いやすくデザインされているように、「erva」のドッグスリングも犬と飼い主両方の体に負担が出ないようデザインされています。そのうえで、抱き位置には特にこだわっており、手で抱くときと同じくらいの位置にくるように高めの設定にしています。

 ほかにも、生地は伸縮性のないものを使用するようにしています。伸縮性のある生地だと愛犬をスリングに入れた際に変形してしまい、犬にも飼い主にも負担がかかってしまうからです。

「erva」では、『シンプルドッグスリング』と『多機能ドッグスリング』の2種類を展開しており、『シンプルドッグスリング』はコンパクトにたたむことができて軽いのが特徴です。5サイズ(XS、S、M、L、XL)の中から、着用者の身長・胸囲と愛犬の体重に合わせて最適なサイズを選ぶことができます。

シンプルドッグスリング
多機能ドッグスリング
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