「夢で生きてしまっている」全ての人へ 映画『愚か者のブルース』京都・大阪で公開中 RCC横山雄二アナが監督 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「夢で生きてしまっている」全ての人へ 映画『愚か者のブルース』京都・大阪で公開中 RCC横山雄二アナが監督

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 30年前に伝説の映画を監督したものの、現在はヒモ男に成り下がった「夢で生きる男」が抱える葛藤と、他者との交流の中で生まれる心境の変化を生き生きと描いたフィクション映画『愚か者のブルース』が、2022年11月18日から全国公開されています。23年1月13日から京都みなみ会館で、14日からは大阪・第七藝術劇場で見ることができます。

(C)2022 by Yokonandes Film
(C)2022 by Yokonandes Film

 物語の中心となる舞台は、22年に閉館したストリップ劇場「広島第一劇場」(広島市)です。この劇場を舞台とした映画『浮気なストリッパー』(15年)、『彼女は夢で踊る』(19年)に続く3部作を締めくくる完結編となっていて、貴重な劇場の解体工事のようすを収めました。

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 今や過去の人となっている男・大根(加藤雅也)は、ピンサロ嬢として働くタマコ(熊切あさ美)のヒモとなり空虚な生活を送っています。そんなある日、タマコの昔の男(仁科貴)が「俺から離れられると思うなよ」と現れ、2人は逃げるようにして広島のストリップ劇場に逃げ込みます。

 広島の街は二人を温かく迎え入れ、大根とタマコはストリップ劇場の楽屋に住み込みながら仲間たちと交流します。しかし、大根がストリッパー(小原春香)に手を出したことで、それまでバランスが取れていた関係性が崩れ始めます。

(C)2022 by Yokonandes Film
(C)2022 by Yokonandes Film

 理想と現実のはざまで、もがき続ける「愚か者」の未来はいかに――。

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 脚本・監督を手がけたのは、中国放送(RCC)アナウンサーの横山雄二さん(55)です。ストリップ劇場の館長・那須役を好演し、「明るい話ではないが、見終わった後に少しでも背中を押せるような作品になった」と胸を張ります。また、今作は実在の映画監督・長谷川和彦さんをオマージュしたものだといいます。

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