TRFのDJ KOOがパーソナリティをつとめる『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』(ラジオ関西)では、音楽をはじめとしたさまざまなテーマについてDJ KOOがトークを繰り広げ、リスナーの元気をリブート(再起動)させる。2月18日放送回では前週に引き続き、アイドルグループ「豆柴の大群」からナオ・オブ・ナオさんとレオナエンパイアさんがゲストに出演。2月22日(水)にリリースされる3rdアルバム『MAMEQUEST』の制作秘話や、今後チャレンジしたい仕事について語った。
新体制を迎えてからは初のリリースとなるアルバム『MAMEQUEST』。収録曲『MUST GO』は、レオナエンパイアさんの歌い出しから始まる楽曲だ。
この曲について、DJ KOOは「これは(レオナエンパイアさんからの歌い出しで)正解だね。普通はイントロがあってから徐々にガツンと来るけど、いきなり歌からいくとグッと掴めるし、その第一声となる歌声がお世辞抜きでいいなと思った。グループにとってのキーポイントになりそうだよね」と絶賛。ナオ・オブ・ナオさんも「アルバムのリード曲になっているので、自分達の思いを込めて歌える1曲です」とコメントした。
アルバムには全10曲が収録されており、作家陣としてHi-yunkことKENJI03(BACK-ON)、木幡太郎(avengers in sci-fi)、大森靖子、須藤寿(HiGE)、ヒャダインこと前山田健一、清竜人らが参加している。
「たくさんの作家さんたちに歌を作っていただいて、いろいろなレコーディングブースにお邪魔させていただいたので、収録のたびに新鮮な気持ちになっていました」と、収録時を振り返ったナオ・オブ・ナオさん。さらに、「新体制になって“新たな『豆柴の大群』の冒険が始まる”という意味の、RPGっぽいタイトルになりました」と、タイトルに込められたコンセプトについても明かした。
レコーディング時の思い出について尋ねられると、「いつもの自分の歌い方とは異なる楽曲もあったので、歌いながら自分の新しい一面に気づけたりもして新鮮でした」と明かしたのはナオ・オブ・ナオさん。
「特に、HiGEの須藤さんが書いてくださった『Re:Birth』という曲は“冒険で死んだ仲間を歌で回復させていくイメージ”だと伝えられて、はじめはすごく難しいかも……と思ったんです。『優しくささやくように』と言われて、自分史上最も優しい声を出しました。今までにそういう声の使い方をしたことがなかったので、聴いた人は『これナオ・オブ・ナオの声なの!?』とビックリすると思います(笑)」(ナオ・オブ・ナオさん)
一方、初めてのレコーディングで緊張していたというレオナエンパイアさん。印象深い楽曲として、前山田健一が手がけた『やったぁ!クリアだ!おめでとぉ!』を挙げた。
「仮歌の声質がぶりっ子みたいな感じだったので、『こんな声を出さなきゃいけないの?』と、声を出せるか不安だったんです。なのでカラオケで練習してからレコーディングに臨んだところ、『仮歌の通りに歌えているね』と褒めてもらえたのがうれしかったです」(レオナエンパイアさん)
そんなレオナエンパイアさんのレコーディングを聞いていたナオ・オブ・ナオさんは、その様子を「ピッチの当て方が上手なんですよ。何も調整しなくてもズバッと当ててくるというか」とコメント。DJ KOOも「ヒャダインの曲ってすごくコンセプチュアルがしっかりしていて、歌っている人の声を泳がせるというか。このくらい伸びしろが引き出てくれるといいな、という曲が多いから正解だったんじゃないのかな」と分析した。
今後チャレンジしてみたい仕事として、「ドラマ・映画・演技」を挙げた2人。「ドラマ出演もですけど、舞台にも挑戦してみたいです」と意欲を見せたレオナエンパイアさんに続いて、ナオ・オブ・ナオさんは「悪役に挑戦したいです。悪役って1番演技力が必要じゃないですか。いつか殺人鬼役とかをやってみたいです」と語った。
この話を受け、以前出演した時代劇作品でのエピソードを披露したDJ KOO。
「監督が演技指導をしてくれたんだけど、『YO YO YO! と言いながら出て来て』と言われて(笑)。台本にはないんだけど……と思いつつも監督に身を任せようとその通りにしたら、今度は『やりすぎ』だって(笑)。でも、還暦を過ぎて時代劇デビューができたというこの経験を通して改めて思ったのは、年齢に関係なく一歩踏み出すのは大事だなということ」(DJ KOO)
自身の経験談を振り返りつつ、ゲスト2人の挑戦にエールを送った。
※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2023年2月18日放送回より