フランス発祥、そしてフランス語で「三日月」を意味するパンといえばクロワッサンです。バターを生地に折りこんで焼き上げたサクサク食感がたまりませんよね!
そんなクロワッサンのミニサイズを多彩な味で楽しませてくれるのが西宮市にある『KAGARIBIー燎ー』。手の甲よりももっと小さいクロワッサンの専門店です。くわしい話を店長の金原さんに聞きました。
――ミニサイズのクロワッサンを作ろうと思ったきっかけは?
クロワッサンは食事にもおやつにもぴったりなパン。そこで、ミニサイズにすることで、スナック感覚でいくつも食べられるなぁと思い、味にバリエーションを持たせて展開しました。小さいお子さんやご年配の方にも食べやすいところに魅力があると感じています。
――どんな味がありますか?
プレーン、チョコ、シュガー、塩、ストロベリー、ココナッツ……そしてクロワッサンをワッフルの様に焼き上げた“クロッフル”もあります。韓国で大人気なんですよ!
――ミニクロワッサンへのこだわりを教えてください
見た目が小さいので「軽め」だと思われがちですが、実はバターたっぷり。しっかりした味付けをしているので小さくても満足できると思います。
――来店客は何個ぐらい買っていきますか?
いちどに10〜20個購入される方も。多い時で1日600個近く焼きます。窯出しの焼きたての香りに引かれ、続々とお客さんが来てくださり、我慢できず買ってすぐほおばっている姿を見ると嬉しくなります。
――クロワッサン作りの難しさとは?
オーナーが毎日クロワッサンを焼いているのですが、生地状態は気温によって大きく左右されるため、日ごとに焼成時間の調節が必要だと聞いています。毎日が研究だそうです!
――これからどんな商品をリリースしていきたいですか?
味の種類をもっと増やしていきたいですね。ほかに、クロワッサンに合うスープの提供も考えています。
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香ばしく焼き上げた外側のサクッとした食感に、幾層にも重なったしっとりふわふわの生地。噛みしめればバターの風味がじゅわーっと広がる『KAGARIBIー燎ー』のミニクロワッサン。小さくても存在感たっぷりの逸品でした!
(取材・文=メタボリック狩森)