シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。2月12日の放送では、前週に続きタレントの森脇健児さんがゲストに出演。森脇さんのラジオ番組に命を救われたというゲストや番組プロデューサーも登場し、“ラジオ”にかける熱い思いを語りました。
高校生のころに『第1回松竹芸能タレントオーディション』に合格し、1984年に松竹芸能に所属した森脇さん。関西をはじめとしたさまざまな番組に出演して人気を博しました。1990年には東京進出を果たし、バラエティ番組の司会を務めるなど全国ネットの番組に数多く出演しました。タレントとして活躍するかたわら、陸上競技やボクシングなどのスポーツにも励み、現在も走ることをライフワークとし、月間200キロを超える距離を走破しているといいます。
番組には、学生時代に森脇さんのラジオに命を救われたという人物がサプライズ登場しました。現在は京都の放送局・KBS京都に勤める剱持充弘さんです。剱持さんは当時について、このように語りました。
「中学時代はものすごくいじめられていて、とてもつらかった。ひょんなことから、森脇さんがパーソナリティを務めるラジオ番組『青春ベジタブル』(KBS京都)を聴いたところ、とてもおもしろくて(いじめに悩んでいることも)ある意味バカバカしくなった。次の月曜日も『よし、行こう!』と思えるようになり、その後の人生も前向きに変わったので、森脇さんにはすごく感謝しています」(剱持さん)
その後、縁あってKBS京都に勤めることになった剱持さん。「14歳のときの自分に『がんばって生きていたら、こんなにもいいことがあるぞ』と言いたい」と、当時を振り返りました。
さらにこの日は、当番組のプロデューサーも登場。森脇さんとは25年来の仲だそうで、黒川の名から「くろちゃん」と愛称で呼ばれるほど。森脇さんが、かつて放送されていた『森脇健児の遊・わーく・ウィークリー』(ラジオ関西、毎週月曜~金曜)のパーソナリティを務めていたこともあり、久しぶりの再会にラジオブース内は大いに盛り上がりました。
ラジオはパーソナリティの力量が試されること、だからこそおもしろいことなど、出演者全員が熱量高く語り、“ラジオ談義”に花を咲かせました。「ラジオは耳で聴いて、心に響かせないといけない」と森脇さん。その思いが、悩みを抱えていた剱持さんの心を救ったのかもしれません。
実は、『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』が始まったのも、剱持さんのエピソードがきっかけだったそう。“ラジオの力を信じる心”が生み出した当番組には、毎週数多くのおたよりも届いているといいます。