「国会議員はアウトサイダーであるべき」 元衆議院議員・高山智司が語る、理想の政治の在り方 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「国会議員はアウトサイダーであるべき」 元衆議院議員・高山智司が語る、理想の政治の在り方

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 連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティを務める『セケンテー/ぼくらは囚われない』(ラジオ関西 毎週木曜午後8時30分~)。1月19日の放送では、トランスコスモス株式会社の上席常務執行役員・高山智司さんがゲストに登場。公共政策、政治の現状について語った。

トランスコスモス株式会社・上席常務執行役員の高山智司さん(写真左)、パーソナリティのセオ(同右)と田中大貴(同中央)

「高山でございます。よろしくお願いします!」と第一声を放った高山さん。まるで演説のようなハキハキとした話し方に、元同僚でもあるセオが「演説ですか?」とツッコミ。このやりとりは‟おなじみ“のようで、「会社でも常に政治口調なんです(笑)」と説明するセオのひと言に「衆議院議員時代の癖なんです」と返す高山さん。オープニングから大いに盛り上がりを見せ、ブース内は笑いに包まれた。

 トランスコスモスでは対企業のビジネスを展開。お客様企業の事業パートナーとして課題解決のためのアウトソーシングサービスを提供しており、その内容はコールセンター、BPO、データエントリー、デジタルマーケティング、オフショア開発など多岐にわたる。同社の公共政策本部長でもある高山さんは、衆議院議員として3期10年の間に環境省・内閣府大臣政務官などを務めた経験を活かし、社会課題を公民連携により解決するソリューションの提供に取り組んでいるという。

 政治家から民間企業へ転身した理由については、落選中にトランスコスモスから声をかけられたことがきっかけだったと明かした高山さん。さらに、「(今後)どうするか考えているときに(東京都知事の)小池百合子さんから『今度、希望党を作るから出て』と言われて出馬して、三日天下で……」「その後また声をかけられたときに、公共政策に関するアドボカシー活動をやっていこうという話をしていたので、『じゃあやってくださいよ』ということで(民間企業に移った)」と現在に至るまでの経緯を説明。

 選挙がきっかけで進退が変わることを「急にリセットされる感覚」と表現し、「それが結果としては良かった」と振り返った。

 トランスコスモスの強みについて、「議員や官僚じゃなくても、民間企業で十分社会課題を解決できている」「政治家もおもしろかったけど、トランスコスモスの仕事も非常におもしろい」と語る高山さん。

 同社で働いていた経験のあるセオも「これだけの規模で受けられる会社って一択なんですよね。そういう会社になっていること自体がすごいし、国が求めていることをデリバリーできているのもすごい!」と改めて絶賛した。

 話題は、トランスコスモス時代のセオの“囚われない仕事ぶり”へと展開。「郷に入っては郷に従わないことを評価されていた」と振り返るセオは、「その方がいいんです。そういう人が求められている」と自信をのぞかせた。セオの言葉に、「政治の世界も同じ」と返した高山さん。そのうえで、「国会議員は国民の代表だからアウトサイダーの方が望ましい。外のものとしての意見を言うことが議員の役割」とつけ加えた。

「選挙は候補者不足。なり手がいない」と話す高山さんは、政治・議員の魅力減少を指摘。その原因を「今の仕事を辞めなきゃいけないとか、そのポジションになると何かリスクがあるんじゃないかというイメージだとか。たぶんそういうことですよね」と分析したセオの言葉に、高山さんは「そのリスクを上回るおもしろさが感じられないんでしょうね」と補足した。


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