サッカー・Jリーグ、ヴィッセル神戸の今シーズン開幕戦が行われた2月18日、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)では、開幕を待ちわびた多くのファン・サポーターが集いました。試合が行われる2時間以上前からホームゲームイベントを楽しんだり、ゆっくりとスタジアムグルメを味わったりする様子も見られるなど、Jリーグのシーズン到来を感じさせる光景が広がりました。ここでは、試合前の様子や、ヴィッセルサポーターが今シーズンのチームや選手へ寄せる期待の声などを紹介します。
1万8981人の観衆が集い、1-0でホームのヴィッセルがアビスパ福岡に勝利した、ノエスタでのJ1開幕戦。試合前には数多くのイベントが行われていたなか、会場の一角では、ヴィッセルのサポーター有志が、チーム・選手に応援メッセージを寄せる「絆」と書かれた横断幕を広げ、数多くのファン・サポーターが「優勝して神戸の街を元気にしてください!」「頂点を目指して!」など、今シーズンに期待する思いを書き込んでいました。
また、クラブ・選手とサポーター有志が協力して、2月6日(月)に発生したトルコ・シリア地震被害により被災された人たちに対する募金活動が行われました。ヴィッセルからはGK坪井勇也選手、MF中坂勇哉選手、DF寺阪尚悟選手、MF浦十藏選手、FW冨永虹七選手らが、サポーターとともに募金を呼びかけていました。
キックオフを目前に 、ヴィッセルのファン・サポーターに話を聞いてみました。
「(開幕が)楽しみです! この日を待ちわびていました!」
「去年はふがいなかったので、今年は絶対に上位には入ってほしい!」
「そりゃもう、リーグ優勝しかないですね! あとは大迫選手に得点王を取ってもらいたい!」
「今年は新しい選手、特に若い力が入ってきたので、その選手たちの今後の成長度合いを楽しみにしています」
「リーグも天皇杯もとってほしいし、またACLに行きたい!」
昨シーズンのヴィッセルは開幕からJ1リーグ戦で11戦未勝利など勝利が遠く、一時は最下位に低迷。 J1残留争いという苦しい経験を味わっただけに、なんとか今年は上位で頑張ってほしいという思いが、クリムゾンレッドのサポーターからひしひしと伝わってきました。
イチオシ選手を尋ねたところ、子どもサポーターや最近ヴィッセルのファンになったという若者からは「イニエスタ選手」「酒井高徳選手」などの声がありました。その一方で、サポーター歴が長い人たちからは「トゥーレル選手」「齊藤未月選手」らへの期待も。女性サポーターからは「汰木選手」「飯野選手」「大崎玲央選手!」(※「崎」=たつさき)などの名前があがっていました。
さらに、期待のルーキーとして、MF泉柊椰選手に注目しているという夫婦は、プレシーズンマッチでの活躍で見惚れたそう。「本人はドリブルが持ち味と言っていたが、予想よりすごくよかったですね。楽しみです。若手は物おじしたり控えめになりがちですが、すごく自分を出そうという感じが見えたので、これからに期待です。ゲーフラ(ゲートフラッグ) も作りました!」。