坂本真綾、出産後に生まれた“心境の変化” 「リスナーが小学生から社会人に」 担当ラジオは22年目に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

坂本真綾、出産後に生まれた“心境の変化” 「リスナーが小学生から社会人に」 担当ラジオは22年目に

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 1月25日(水)にニューシングル『まだ遠くにいる / un_mute』をリリースした坂本真綾。第1子の出産と休養を経て、2022年11月に開催されたワンマンライブで本格復帰した彼女に、現在の心境や新曲について聞いた。

――坂本さんがパーソナリティを務めるラジオ番組『ビタミンM』(bayfm)は、放送開始から今年でなんと22年目に突入! ひとつの番組を20年以上も続けるというのはどんな感覚なのでしょうか?

【坂本真綾(以下:坂本)】 びっくりですよね。20年以上も番組をやらせていただくことはなかなかないので、とても光栄です。この前、(ビタミンMを)聴き始めたときには小学生くらいだったというリスナーさんから「社会人になって、久しぶりに地元に帰ってきてラジオをつけたらやっていた」というメッセージをもらいました。

 20年間ずっと聴いているという人は少なくなっていると思うんですけど、だからこそ、ときどき帰って来られる場所というか、番組を聴くと「帰ってきたな」「安心するな」と思っていただける存在になれたらすごくうれしいなと思っています。

 私自身も歳を重ねるなかで年代ごとに価値観も変わってきているので、そのときどきの私が思うことを正直にお話したいと思っています。

――昨年、出産を経て活動を再開された坂本さん。出産・子育てを経験したことで、考え方や価値観に変化はありましたか?

【坂本】 もちろんあります。世の中の子育てをしているお母さん、お父さんを改めて尊敬する日々で、「自分には足りないところがあるな」「こういうときはどうしたらいいんだろう」と迷い、悩むことも多いです。でもそれ以上に子どもの存在が癒しであり力の源になっているので、人生がより大きく動いて、刺激的な体験をさせてもらっているなと日々楽しんでいます。

――KinKi Kidsや堂島孝平さんなど、数多くのアーティストの作詞もされていますが、提供するときに心がけていることや意識していることは?

【坂本】 私が歌うわけではなく、その歌い手さんの声だからこそ届く言葉があると思うんです。その声、そしてそれを待っているファンの方々のために、私がどんな言葉を紡いだらハマるのかなと想像するのが難しくもあり、楽しいポイントです。これからもさまざまなアーティストさんの作詞をさせていただけたらうれしいと思っています。

――そんな坂本さんの2023年第1弾リリースは、1月25日(水)に発売された両A面シングル『まだ遠くにいる / un_mute』。どんな作品になったか教えてください。

【坂本】 『まだ遠くにいる』はWOWOWオリジナルアニメ「火狩りの王」、『un_mute』はTVアニメ「REVENGER」と、どちらも現在放送中のアニメのエンディングテーマになっています。

 それぞれアニメの世界観にあわせて壮大でドラマチックな曲になっていて、アニメを見ている方はもちろん、見ていない方にもメッセージが届くようにと思って作っています。今の時代、いろいろな問題が起きていたり、生きづらさを感じる場面は誰にでもあると思うのですが、「生まれてきた命を燃やし使い尽くしていきたい」という力強さを意識して作りました。

坂本真綾『まだ遠くにいる / un_mute』
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