隣り合う兵庫県と岡山県の境に位置する「西播磨」「備前」「美作」。各3エリアを管轄する県民局が、このたび、各地の観光、グルメなどの魅力を伝える「西播磨・備前・美作 花めぐりmap(第4版)」を作成した。今シリーズでは3回にわたり、各エリアの「花めぐり」スポットや観光情報を紹介する。第2回は「美作」。
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美作エリアは、岡山県の北部、津山市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町及び美咲町の10の市町村から成る。ここでのオススメスポットは「津山城鶴山公園」(津山市)だ。
湯郷、湯原、奥津の温泉や、蒜山高原などおなじみの観光スポットを多く擁している美作エリアだが、“桜”と言えば、やはり「津山城鶴山公園」は外せない。岡山県で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれている名所で、約1千本の桜が咲き誇るさまは圧巻。
津山城は、本能寺の変で討ち死にした森蘭丸の弟、森忠政が1616年に築いた城。明治の廃城令によって建造物は取り壊されたが、2005年、築城400周年を記念して備中櫓(やぐら)が復元された。
桜の鑑賞に加えて、城壁で探してもらいたいものが一つある。天守台に埋め込まれたハート型の石だ。「愛の奇石」と言われているそうで、この石に触れたカップルは恋が成就するとして、密かな人気スポットになっている。
3月25日(土)から4月9日(日)までは、「津山さくらまつり」が開催される。期間中の夜は、ライトアップされた桜と津山城が幻想的な姿を見せてくれる。
アクセスは、JR津山駅から徒歩で約10分。車の場合は、中国自動車道、津山インター、院庄インターから約15分。
美作エリアには、津山城の他にも桜の名所が複数ある。真庭市の「醍醐桜」は、推定樹齢1,000年、東西南北に約20メートルという、岡山県内で最も大きい桜。また、新庄村の「がいせん桜」は、全国的にも珍しい宿場町の桜並木などで桜めぐりができるほどだ。
また、津山ホルモンうどん、ひるぜんやきそばなど、グルメも外せない。桜と併せて堪能してはいかがだろうか。
【資料提供】岡山県美作県民局、津山市観光協会
※ラジオ関⻄『ばんばひろふみ! ラジオDEしょー!』「ひょうご・おかやま ケンザカE」2023年3⽉8⽇放送回より
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