テーマは『旅する遊園地』 エンジェル投資家・杉浦崇之が語る、現代日本の幼児教育 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

テーマは『旅する遊園地』 エンジェル投資家・杉浦崇之が語る、現代日本の幼児教育

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 連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティを務める『セケンテー/ぼくらは囚われない』(ラジオ関西 毎週木曜午後8時30分~)。2月9日の放送では、平和エンタープライズグループ代表取締役社長の杉浦崇之さんがゲストに登場。自身が行うベンチャー投資、幼児教育について語った。

平和エンタープライズグループ代表取締役社長の杉浦崇之さん(写真右)、パーソナリティのセオ(同中央)と田中大貴(同左)

 “店舗専門の不動産”として、店舗の新規出店支援をメインに事業を展開する平和エンタープライズグループ。ほかにもさまざまな事業に取り組んでおり、そのひとつが新規事業への投資だ。代表取締役社長の杉浦崇之さんは、起業して間もない企業に資金を出資する「エンジェル投資家」としても知られている。

 常にワクワクを探している杉浦さんの掲げるテーマは『旅する遊園地』。業界や地域にとらわれず、Jリーグ(FC琉球)、ロケット、映画館、水族館、アートホテル、スニーカー、ピーナッツバター、カカオ農園など、現在世界23都市で約50社の企業に出資しているという。

「僕のベースにあるのは『好きなことを全部やろう』という考え。旅も好きだから、目標は『100都市で100個の仕事をすること』です」(杉浦さん)

 幼児教員としての経験もある杉浦さん。「出会った当時は3歳だった子が23歳になり、『起業します。杉浦先生出資どうですか』と話がきて……」と感動的なエピソードを明かし、「そういう子たちとどんどん繋がりを持って、与えられるものは与えたいと思ってお手伝いを始めました」と、現在も幼児教育に携わっていることを説明。

「堅苦しいのが好きじゃなくて……」と切り出したのは、パーソナリティを務めるセオ。幼いころから襟付きの服を着て、校門をくぐる前から準備を整え、教室ではしっかり着席するという“受験システム”を「日本の悪しき教育なのでは?」と指摘し、独自の意見を主張。

 セオの見解に対し、「まずその考え方が偏見だと思っている」と杉浦さん。さらに「僕もそういう教育のなかで育った。でも、さっきから散々“囚われない”という評価を僕に下していますよね。つまり、“囚われない”という肩書きを持っている人が全員“囚われない教育”を受けているかというと、そうではない」と主張し、「先生たちだってちゃんと考えていますよ」とコメント。

「あれは必要ってことなんですか?」とセオが食い下がると、「学校にもよりますけど」としたうえで「悪いものを持っている学校サイドと悪い偏見を持っている父兄がお互いに増幅し合っている渦があって、その渦の‟ドロドロした部分“が世間の目に触れているのでは」と見解を示した。

 さらに、セオからは「受験によって『この学校に行けば成功する』『社会の評価を得たくていい学校に行く』みたいな発想は囚われていると思う。自分を変えてまでその学校に行かせる必要はない」という意見も。この言葉に対し、杉浦さんは「そう考えているのは父兄サイド。子どものためにいろいろと考えていくなかで、周りの情報に振り回されてしまう人がそうなってしまうのではないか」と持論を展開した。


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