3月18日、「大阪駅地下ホーム(うめきた新駅)」が開業する。JR西日本は、うめきた新駅と地上部分と合わせて、「JR WEST LABO(ウエストラボ)」と名付け、さまざまな最新技術の実用化に向けた取り組みを進める。
■最も画期的な「顔認証システム」
大阪駅・うめきた地下口と、新大阪駅・東口に「顔認証改札」を設置して、乗客の顔をキー(鍵)とする新たな”チケットレス認証手法”を、 大日本印刷などとともに検証する。
これにより、両駅間でスムーズな移動を体感することができ、駅の利便性向上を目指す。実証実験は3月18日から。大阪駅~新大阪駅間を含む ICOCA(イコカ)定期券の所有者をモニター参加者として募集している。
(顔認証で改札内へ入場した場合は、同じく顔認証で改札外へ出場する必要がある)。
利用者は、自分の顔と、所持している定期券の表裏両面を撮影して、登録に必要な情報を入力する。誰でもスムーズに利用できるよう、分かりやすく操作性の高いアプリケーションにした。
JR西日本では、2025年大阪・関西万博に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取り組みとして、他の駅への設置も検討しているという。同様の取り組みは大阪メトロでも進んでいる。