兵庫県は、4月から知事部局にスポーツ振興課を新たに設置する。これまで「スポーツ振興課」は県教育委員会に設置されていたが、知事部局に設置することで、学校教育だけでなく地域やプロスポーツ、企業などの連携を強化し、スポーツを通して地域の活性化を図っていくという。
県内で「ゴルフのまち」としてまちの活性化に取り組んでいるのが三木市。ゴルフ場の数が全国で2番目に多く、子どもたちを対象にしたゴルフ教室を開くなどジュニアゴルファーの育成に力を入れている。また、2020年度からは全国高等学校・中学校ゴルフ選手権春季大会(春高・春中ゴルフ)を開催しており、ジュニアゴルファーの「聖地化」を目指している。兵庫県の斎藤元彦知事と三木市の仲田一彦市長が、27日、三木ゴルフ倶楽部の練習場を訪れ、「みっきいジュニアゴルフ教室」で練習に励む子供たちと交流し、激励した。
この日参練習に加していたのは、小学校3年から中学3年までの男女9人。「みっきいゴルフ教室」で学ぶメンバーのうち、週1回のレッスンだけでは物足りないという「U-15」のメンバーで、中には80くらいでコースを回る生徒もいるという。斎藤知事は一人ひとりに「何年くらいやってるの?」「ナイスショット!」と声をかけながら、子どもたちと交流し、自身もクラブを握った。
斎藤知事は「ゴルフは兵庫県でも大切なスポーツのひとつ。地域活性化にゴルフのまち三木からジュニアを育成していく。またクラブも協力しているということで、地域を挙げてゴルフを盛り上げていくのは素晴らしい」と語った。
仲田市長も、「ゴルフはスポーツとしてだけでなく、地域の雇用を生み出すなど産業としての役割もある」とし「今後さらにゴルフのまちとして取り組みを進めていきたい」と話した。