生活雑貨通信販売大手・株式会社フェリシモ(本社・神戸市中央区)が、現在リニューアル工事中の神戸ポートタワー(同市中央区波止場町・2024年春オープン予定)の運営事業者に選定された。
神戸港を中心とするウォーターフロントのまちづくりをプロデュースする株式会社神戸ウォーターフロント開発機構(神戸市中央区)が、ポートタワーの運営事業者を2022年12月から公募・選定し、4月18日に公表した。
「”神戸らしさ”を感じるコンテンツ」、「空間デザイン」、「人を惹きつける、新しく変化のある仕掛けづくり」などの観点でフェリシモが最も優れていたという。
運営対象は、展望層の5つのフロアや、リニューアル後に初めて入場が可能となる空中回廊を含む屋上フロア、低層1階エントランスエリアと低層2~3階の共有フロア(テナント)。さらに周辺用地も活用したイベントも計画している。
リニューアルするポートタワーのコンセプトは「brilliance 赫(かがや)き」。
フェリシモでは、光のミュージアム、メリーゴーラウンドカフェ&バー、ポートタワーギャラリー、太陽と月と星の空中回廊など、これまでにはなかったコンテンツを豊富に配した楽しい空間を創り出し、ハロウィンタワー、クリスマスタワーなど、年間を通じてさまざまな表情を楽しむことができるプランを企画している。
またフェリシモのマーケティング力やリソース(経営資源)を総動員して、さまざまな商品やコンテンツの開発を進める。
そして、ポートタワーが小説や楽曲の中に登場するような「聖地」となり、海外に向けても、その価値を発信したいとしている。
ポートタワーのリニューアルオープンは2024年春の予定で、フェリシモへの貸付期間は5~15年間を見込む。
フェリシモでは今後、「神戸ポートタワープロジェクト」として、リニューアルオープンまで新たな情報を発信するという。