4月末の任期満了で退任する泉房穂市長(59)の後任を選ぶ兵庫県明石市長選挙(4月23日投開票)で、泉市長が後継指名し、自らが代表を務める政治団体「明石市民の会」が擁立した元明石市議会議員の新人、丸谷聡子氏(59・無所属)が当選確実となりました。
丸谷氏は1963年、神戸市生まれで、同志社大学大学院を卒業(学術博士 / 専攻・総合政策、ソーシャル・イノベーション)、2015年から明石市議会議員を2期務めました。書道家、日本野鳥の会ひょうご副代表も務めています。
「100%、無所属市民派」とのキャッチフレーズを前面に打ち出した丸谷氏は、泉市長とは異なり”トップダウン型ではなく、ボトムアップ方式”の市政運営で、泉市政が進めた子育て支援策の継続のほか、地域経済活性化のための「市民全員サポート券」の発行に加え、タウンミーティングの毎月開催などを公約に挙げていました。
明石市長選は、いずれも無所属・新人で、元同県加西市長の中川暢三氏(67)、自民、公明の推薦を受けた元明石市議の林健太氏(40)、そして丸谷氏の3人が出馬し、激しい論戦を繰り広げました。