カフェはお茶する場所でなく“撮影空間”? 韓国発・モノトーン&シンプルな「無機質カフェ」とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

カフェはお茶する場所でなく“撮影空間”? 韓国発・モノトーン&シンプルな「無機質カフェ」とは

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 コンクリート調でゆったりした空間が特徴の「無機質カフェ」を知っていますか? 通称“モノクロカフェ”とも呼ばれており、Z世代を中心に人気を博しています。韓国での流行を発端に最近では日本でも多くみられるように。

 どちらかというとカラフルなイメージの“韓国もの”とは真逆の、色味の少ないシンプルな雰囲気を漂わせているこのカフェ。「SNS映え」とは対照的なように思えますが、来店客のほとんどは写真撮影目的で訪れる人が多いそう。休日にはオープン前から行列ができるほど人気の『cafe &desert iii』(大阪府八尾市)のユンユンさんに人気の理由を聞きました。

「cafe &desert iii」店内

――無機質カフェはいつ頃から流行っているのでしょうか?

 新しいもののように言われていますが、じつは昔からあるカフェ形態なんです。シンプルで落ち着いた空間が「無機質カフェ」とか「モノクロカフェ」と新たな呼ばれ方をされるようになったのです。

――人気の理由は?

“空間の雰囲気”ではないでしょうか。「カフェ=お茶をする場所」というよりも、写真を撮るための空間として認識されているように感じます。Z世代のトレンド「Y2Kファッション」(2000年代に流行したファッション)は、無機質カフェで撮ることでより映えると言われていたりします。

――撮影スペースとしてカフェを利用する人が多いのですね!

 最近はカフェの写真と一緒に「#写活」(写真を撮る活動)というハッシュタグが流行しています。意外に思われるかもしれませんが、カフェってリピーターが少なくりがちなんです。カラフルなスイーツや映えメニューを提供している場合、そのインパクトが仇となり「1回撮影したら、もう来ることはないかな〜」という人も多いらしいです。対して無機質カフェのテーマは“シンプル”。普遍的なムードはどんなアイテムや撮影方法でもマッチするため、飽きられる率が低くリピーターは多い。無機質カフェの人気はこの「#写活」文化が大いに関係していますね。

――「iii」はどのようなカフェなのでしょうか?

 同店は韓国風カフェとして1年前にオープンしました。ほっとする空間づくりを大切にしつつも、印象的な写真が撮れるよつミラーを設置したスペースやソファ席などさまざまなスポットを用意しています。

「cafe &desert iii」フォトスポットの鏡
「cafe &desert iii」フォトスポットのソファ席
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