アメリカ家具の最先端トレンドは「ナチュラル・シンプル・モダン」 間接照明の多用でよりリラクシーに | ラジトピ ラジオ関西トピックス

アメリカ家具の最先端トレンドは「ナチュラル・シンプル・モダン」 間接照明の多用でよりリラクシーに

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 アメリカの輸入家具を生活に取り入れる人も増えてきているが、アメリカにおける家具の最先端トレンドがコロナ禍で少し変化してきているという。アメリカ輸入家具を取り扱う『アシュレイホームストア神戸店』(神戸市東灘区・六甲アイランド)の店長、田中素子さんに、コロナ禍を経たアメリカの最新インテリアや、部屋をアメリカ風にアレンジする際のポイントなどについて聞いた。

 今年に入ってアメリカ・ラスベガスでの会議に出席した際、ラスベガス近郊の他の家具店数社に下見に行ったという田中さん。コロナ禍の中で洗練されたシンプルなスタイルが出てきていると感じたそうだ。木や自然のものを前面に押し出したデザインのものが好まれる傾向にあるようで、アシュレイで最近発表した最先端のモダンスタイル「モダンリファイナリー」もシンプルかつ自然なデザインのもの。このテイストは田中さんが訪れたアメリカの家具店では全ての店で前面に押し出されていたそう。「しばらくすると、日本でも注目されてくるのではないかと考えています」と田中さん。

モダンリファイナリーの家具
モダンリファイナリーの家具
木を前面に押し出したシンプルなデザイン
木を前面に押し出したシンプルなデザイン

 部屋をいわゆる“アメリカな雰囲気”にしたい場合の家具の使い方や配置などのポイントについて聞くと、「間接照明を多用すること」と教えてくれた。日本のように全ての部屋の隅々までを照らすような青白い蛍光灯はアメリカではあまり見られず、天井の明かりが最小限なのだという。リビングではあえてシーリングライトは消し、スポットごとに柔らかい光の間接照明をオン。リラクシーな雰囲気作りをする。この際に使うテーブルランプは2万円ほどで買えるため、気軽に真似しやすいのだそうだ。

 アメリカでは家族全体で集まってテレビでアメフトの試合を観戦したり、映画を見たりすることが多い。家具の配置でいうと、ポップコーンやポテトチップスを食べながら家族団らんできるように、わいわいできるスペースづくりを心掛けるといいのだそうだ。とくに深く腰掛けてリラックスできる“リクライナー”はアメリカの家庭に欠かせないもの。ソファーにはその季節に合わせたクッションを置き、星条旗をモチーフにしたクッションや壁飾りがあるとなおよし。家族写真を壁面に飾ればより雰囲気を出すことができる。

やはり星条旗は欠かせないアイテムのひとつ
やはり星条旗は欠かせないアイテムのひとつ

 同店では多くの納品事例があり、その写真をスクラップしたファイルを見ることができる。田中さんの印象に残っている事例について聞くと、「神戸市でログハウスを建てたお客様が印象に残っています」という答えが返ってきた。ソファーは“ビーガンレザー”というアメリカ独特のファブリックで作られているものを選んだそうだ。これは動物性の皮革などを一切生活に取り入れない、完全菜食主義者向けに作られたレザー風の生地のこと。家具だけでなく飾りもこだわった家で、田中さんは「一歩足を踏み入れたら日本ではない感じでした」と振り返った。

田中さんが印象に残っている顧客の部屋
田中さんが印象に残っている顧客の部屋
ビーガンレザーのソファー
ビーガンレザーのソファー

☆☆☆☆

 アメリカ輸入家具をうまく生活に取り入れれば、日々の生活がガラリと変わるかもしれない。

(取材・文=バンク北川 / 放送作家)

◆アシュレイホームストア神戸店
ウィスコンシン州に本部を置くアメリカ輸入家具ブランドで、長年アメリカにおいて売上1位を誇る。店舗は世界に1000店舗以上あり、日本には横浜・愛知・神戸と3店舗を構えている。
【場所】六甲ライナー・アイランドセンター駅直通 神戸ファッションマート3階
【営業時間】午前10時~午後6時
【定休日】水曜

6/30(金)まで商品が10%OFFになる「横浜店リオープン協賛セール」を開催中
※一部セール商品・オーダーカーテンを除く

詳しい店舗情報はこちら

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