増え続ける副業ワーカー その現状と課題 「片手間で楽して稼ぐ気持ちだとうまくいかない」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

増え続ける副業ワーカー その現状と課題 「片手間で楽して稼ぐ気持ちだとうまくいかない」

LINEで送る

この記事の写真を見る(3枚)

 コロナ禍をきっかけにテレワークやリモートワークが広く浸透し、世の中の働き方は大きく変化した。在宅勤務が増えたことに伴い、隙間時間などを活用し副業を行う人も増加の一途をたどっているという。今後も増え続けることが予想される副業ワーカーの現状や課題について、副業サポートのためのスクール代表と起業家がラジオ番組で持論を展開した。

「いまや副業は必要不可欠な存在になっている」と話すのは、副業専門スクール「副業アカデミー」代表の小林昌裕さん。しかし、日本国内では、「副業の実施には企業側と従業員側の双方の合意が必要であり、現在では企業の約50パーセントが副業を認めているものの、実際には経営者側が副業を嫌がり、認められない場合が多い」と、現状を明かす。

「副業アカデミー」代表の小林昌裕さん

 その要因について、連続起業家兼アーティストで番組パーソナリティーのCEOセオは、「なぜ経営者が副業を嫌がるかというと“責任のない”副業だから」と分析。今後、副業を推進する対策については、「『なにかあったときには必ず責任とってくださいね』という、ある意味“起業家マインド”を身につける教育が必要だと思う」と提案した。一方で、「『ちょっとあまった時間に働いてますよ』みたいな感じで、(業務を)軽く思われているというのは、副業される側(企業側)も嫌なもの。責任も取らずに自由を取りに行くようなマインドセットの人って嫌なんですよね」と、経営者目線で本音も吐露した。

 これに対して、小林さんも「責任を負わずして、軽く片手間で楽して稼げるみたいな気持ちで副業を始めると、ほとんどの場合がうまくいかない」「コツコツできないと結果は出ない」とコメント。

 自身が副業を始めた際も、最初からうまくいくとは思っていなかったというが、「副業で5万円、10万円と稼げたときに景色が少し変わってきた」そう。そこから目指す額も大きくなり、「ちょっとずつ自分の中のマインドセットも変わって、自信がつき、スキルも変わってきた。小さな成功体験を積んでいけば、『次はどうしよう』『ああしよう』という再現性が生まれるので、そこまでは目指せるなと思う」と、小林さんは経験談を述べていた。

【この日のリクエスト曲】
秦基博『Girl』

※ラジオ関西『セケンテー/ぼくらは囚われない』2023年5月13日放送回より

「副業アカデミー」代表の小林昌裕さん(写真中央)、『セケンテー/ぼくらは囚われない』パーソナリティーのCEOセオ(同右)と田中大貴(同左)

☆☆☆☆☆

『セケンテー/ぼくらは囚われない』
放送日時:毎週土曜日 20:00~
放送局:ラジオ関西(AM 558KHz / FM 91.1MHz)
連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティを務める。


LINEで送る

関連記事