少年野球で日本選抜経験も 吉幾三の弟子、真田ナオキ 「歌で勇気づけたい」 歌手目指した経緯 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

少年野球で日本選抜経験も 吉幾三の弟子、真田ナオキ 「歌で勇気づけたい」 歌手目指した経緯

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 シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティーを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。7月2日の放送では、演歌歌手の真田ナオキがゲスト出演。少年時代の挫折経験や歌手を目指した経緯について語った。

演歌歌手の真田ナオキ(写真左)、番組パーソナリティー・シンガーソングライターの川嶋あい(同右)

 知人の紹介で知り合った歌手・吉幾三氏に師事し、2016年に歌手デビューを果たした、真田。2020年1月にメジャーリリース第1弾シングル『恵比寿』を発売し、自身初となるオリコン週間シングル演歌歌謡ランキング1位を獲得した。

 師匠である吉幾三氏を「父親みたいな存在」だと話し、「なにかあるとすぐに電話してくださる」と師弟関係を明かした真田。師匠からの「歌は教わるものではなく、自分で気づくもの」という教えもあり、さまざまな音楽に触れながらレコーディングにものびのびと取り組んでいるという。

 真田は歌手を志す以前、野球や空手などスポーツに明け暮れていたという。なかでも野球に熱心に取り組んでおり、小学生のころには日本選抜にも選出され、ゆくゆくは甲子園に出場することを思い描いていた。しかし、中学入学を目前にけがが発覚。「しばらくは野球も見れなかったし、甲子園を見ると苦しくなった」と当時を思い返した。

 野球から離れたあとも「なにか見つけなきゃ」という思いからボクシングなどに挑戦するも、「明確な夢がないと目標を見つけるのは難しい」というジレンマを抱えながらくすぶった日々を送っていたという。そんな日々のなか、真田の人生を変える出来事が起こる。2011年3月に起こった東日本大震災だ。

 21歳だった当時、通勤電車のなかで見かけた避難住民。彼らの笑顔の裏にある苦労に気づきながらも、「なにもできない自分を不甲斐なく感じた」という真田。「なにか自分にできることはないか」と考えているときにテレビで見かけた、当時小学5年生だった歌手・臼澤みさきの歌声に感銘を受け、歌手を志す。

「歌で勇気づけられたら、元気を送れたら」という思いを胸に、歌手デビューを目指してきた真田。その思いを実現し、今に至る。

 今年は初めての東北公演が控えていることもあり、東日本大震災をはじめとした日本全国の被災地を訪れて「ボランティアにも参加できればいいな」と話した真田は、「歌の世界だけじゃなくいろいろなことに挑戦したい」と今後の展望を語った。

 そして、真田は、さまざまな悩みを抱えるリスナーに向けて、次のようにメッセージを送った。

「僕もまだまだ浅い人生のなかですが、10代のころの挫折があってなにもない日々を過ごしていた。その後、夢が見つかったときに思ったのは『時間って流れているんだな』ということ。時間は流れているものだから、なにもなかったら無理になにかする必要はない。無理になにかしようと思うとよけいにしんどくなってしまうので、なにも考えない時間もあっていいんじゃないかな」(真田)

 そんな真田の話を放送を通じて丁寧に聞きだしていた川嶋は、番組の最後、「『時は流れているから、無理はしなくていい』という言葉をいただいて、すごく気持ちが軽くなりました。ありがとうございます!」と、真田への感謝の思いを述べていた。

※ラジオ関西『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』2023年7月2日放送回より

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『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(パーソナリティ:川嶋あい)
【番組公式ブログ】

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