元Jリーガー・馬場賢治氏 プロ生活で印象的な思い出は大分時代のJ1昇格「あの経験は忘れられない」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

元Jリーガー・馬場賢治氏 プロ生活で印象的な思い出は大分時代のJ1昇格「あの経験は忘れられない」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸に始まり、プロサッカー選手として過ごした13年間で7つのクラブを渡り歩いた元Jリーガーの馬場賢治氏。現役生活を終え、アパレルブランドも立ち上げたいま、改めて自身のサッカー生活についてラジオ番組で語った。

 神奈川県平塚市出身の馬場氏は、小学校入学を機にサッカーをはじめ、ベルマーレ平塚(現、湘南ベルマーレ)の育成組織や桐光学園高校、近畿大学を経て、2008年にヴィッセル神戸でプロ入り。2010年に湘南へ期限付き移籍したのち、翌年に神戸へ復帰するも、2012年には湘南へ完全移籍。以降、水戸ホーリーホック(2014-2015)、カマタマーレ讃岐(2016-2017)、大分トリニータ(2018-2019.7)、FC岐阜(2019.7-2019.12)、鹿児島ユナイテッドFC(2020)でプレーし、2020シーズンをもって現役生活にピリオドを打った。

 得点機に絡むプレーメーカーでありながら、ハードワークも惜しまず、チームへの貢献度も高かった馬場氏。Jリーグで過ごした13シーズンでは、J1で55試合3得点、J2で229試合47得点、J3で30試合6得点という記録を残した。

 現役時代、J2からJ1への昇格を2度経験した馬場氏だが、印象的だった出来事として、大分が6年ぶりのJ1昇格を決めた2018年シーズンを挙げ、「あのときの経験は忘れられない」と回顧。当時32歳でチームの最年長プレーヤーだったプレッシャーやストレスから、J1昇格前の1か月ほどはじんましんが止まらなかったと明かし、昇格が決定した瞬間についても「泣くというよりも、ホッとした感じ」と当時の心境を吐露した。

 また、「今でも忘れられない光景」と語るのは、ヴィッセルでのルーキー時代、2008年J1第29節のアウェイでの浦和レッズ戦。ビッグクラブの1つで上位争い常連の浦和に対し、J1復帰後2シーズン目のヴィッセルは中位に位置。浦和のホームスタジアム・埼玉スタジアム2002に集まった約5万人のほとんどが、浦和の勝利を信じて疑わなかった。しかし、観客の予想に反し、結果は1-0でヴィッセルが勝利。その試合では出番がなく、ベンチで試合を見守っていた馬場氏だったが「ピッチの外から眺めた、浦和レッズのファンたちが静まり返った様子は今でも忘れられない」と当時を思い返した。

 2021年1月12日に現役引退を発表した馬場氏。引退当時の心境について、「(引退の決断は)スッといきました。(サッカーに対して)まったく後悔もなく、やりきりました」とコメント。引退後はアパレルブランド「MIND PLUS+(マインドプラス)」を運営しながら、母校である近畿大学サッカー部でコーチを務めている。

 当初、サッカーのコーチングに興味はなかったという馬場氏だが、手伝いをしていくなかでサッカーが好きな自分を改めて発見。「サッカーを教えるのは苦ではなく、自分が思っている以上にポジティブな言葉を選手にかけられるという気づきがあっておもしろい」と言葉を弾ませた。

 馬場氏いわく、「伸びる選手は基礎的な練習をきちんとこなせる選手」なのだとか。そのうえで「細かいことを大事にできる人が上に行けるし、いい選手になれるんじゃかな、と信じています」と付け加えた。

【馬場賢治のパワーソング】
ONE OK ROCK『Nobody’s Home』

元Jリーガー・馬場賢治氏(写真中央)、番組パーソナリティーの中田仁之(同右)と西岡詩穂(同左)

※ラジオ関西『アスカツ!』2023年7月1日放送回より


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『アスカツ!』(ラジオ関西 毎週土曜午後8時30分~)
アスリートに特化したビジネススクール「Athletes Business United(R)(ABU)」学長の中田仁之とフェンシング元日本代表・2大会連続五輪出場選手である西岡詩穂がパーソナリティ。アスリートをゲストに迎えてさまざまなトークを展開する。
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