ここ数年、コロナ禍の影響で各種宅配サービス・ネットスーパーの利用や、テイクアウトなどが普及している日本。しかし、お隣の韓国ではコロナ禍よりはるか以前から「テイクアウト・宅配文化」が根付いていたのだそう。
タレントの慶元まさ美が日本と韓国で異なるテイクアウト・宅配文化について紹介した。
韓国の宅配文化は1768年に冷麺を配達した事がはじまりと言われている。その後、1920年代にはソルロンタン(スープ料理)が流行し1960年代にはジャージャー麺やチャンポンといった中華料理、近年ではチキン・ピザなど様々な人気料理が宅配文化によって多くの人々の元へ届けられた。
テイクアウト・宅配文化が定着している韓国と日本の違いについて、まず慶元が紹介したのはコンビニのテイクアウト事情。日本のコンビニでは、カップ麺を購入したあと店内のポットでお湯を注ぎイートインスペースで食べる事ができるが、韓国では袋麺もその場で調理できるという。店内の一角にある調理スペースで湯を沸かし、麺とスープを入れ、時には店内で販売しているモヤシ・ネギ・卵といった食材を購入してトッピング、ソーセージやおにぎりを購入してオリジナルのラーメンを作って食べる事ができるのだそう。
ちなみに、大阪市生野区に去年オープンした「韓国スーパー トントン2」では、販売されているインスタント袋麺を韓国スタイルで食べる事が可能だ。
続いて慶元が紹介したのは、韓国の宅配サービス「ペダル」について。日本でもここ数年で様々な宅配サービスが誕生しているが、韓国では昔から「ペダル」と呼ばれる宅配サービスが存在する。ペダルと日本の宅配サービスの大きな違いは、配達できる商品の幅広さ。例えば会社の昼休み中にスーパーのサイトで夕飯の食材をオーダーしておけば、帰宅した頃に家に食材が届く。
韓国旅行をした際の土産選びも店舗のサイトで購入しておけばペダルが宿泊先に届けてくれるのだとか。コーヒー1杯だけでも配達可能なうえ、洋服や日用品などの配達にも対応しており、自宅やホテル・オフィス・公園など配達先も自由に指定できるそう。
番組の最後に慶元は「海外の色んな文化が日本に入ってきて、日本の文化も海外に知られている今、韓国のペダルも日本で可能になる日が来るかもしれませんね」とコメントした。
※ラジオ関西『Clip木曜日』「まさ美のCooking Cilp」より