神戸学院大学栄養学部の学生が企業とコラボレーションして開発したおせちが完成し、4日、お披露目会が行われた。
神戸学院大学(神戸市)では、2017年から、栄養学部の学生がまねき食品(本社:姫路市)・阪神百貨店(大阪市)とおせちを共同開発している。7年目となる今回は、6人の学生が「こころとからだで楽しむおせち」をコンセプトに、45品からなるおせち「はな結び」を完成させた。子ども・親・祖父母の3つの世代を、「芽がでて、花が咲き、実がなる」という植物の成長過程にたとえ、それにあった食材を使ってそれぞれを料理で表現した。
3段のお重には、黒豆や海老を使った伝統的なメニューの他、キムチやチーズ・味噌などおせちに入っていないような発酵食品も取り入れた。匂いが気にならないように衣をつけて揚げるなどの工夫をした。
学生たちは「味はもちろん見た目や食感にもこだわった」と話し、「先輩たちが作って来たものを超えるものをつくる」との思いで開発に取り組んできたと振り返る。