大阪・新世界の観光名所、通天閣(大阪市浪速区)の南側面に掲げた屋外広告が9月22日、文字のみの看板から大型のデジタルサイネージ(電子看板)に変更される。従来はネオン管だったが、発光ダイオード(LED)に切り替えられた。
4日、広告スポンサーの日立製作所(本社・東京都千代田区)が試験点灯を行った。
現在の2代目通天閣では2度目となる全面塗り替えで、明るいグレー(ポップシルバー)に。メッセージを多言語で表示できるようになった。文字はスクロール表示も可能。また、東面に掲げていた大時計を南面に配置換えし、温度や湿度も表示する。
カラーもレインボーやビビッドブルー、エメラルドグリーン、桜色など9パターンに。
高さ108メートルの通天閣。電子看板の大きさは高さ約32メートル、幅約3メートル。
「ようこそ!おおさか・通天閣へ!」などのメッセージが、日本語、英語、中国語を中心に多言語で表示される。
運営する通天閣観光の高井隆光社長はラジオ関西の取材に対し、「大胆なリニューアル工事をしたら、先代(の社長陣)のお叱りを受けるかも、と思っていたが、これからはメッセージ性のあるシンボルにしたい」と話した。
大阪・関西万博を見据え、約1年にわたった大規模なリニューアル工事が完了した。リニューアル点灯は9月22日の日没時(19時ごろ)から。
【通天閣 公式HP】