栄養士の資格を持つ落語家の桂ぽんぽ娘(ぽんぽこ)が、ラジオ番組『原田伸郎のびのび金ようび』(ラジオ関西)に出演。テレビ番組の料理自慢芸人対決にも出場する腕前を生かし、疲れたときに食べたいスタミナ料理「豚ニラ炒め」のオリジナルレシピを紹介した。
番組がラグビー応援特集を放送していたことにちなみ、スタミナ料理「豚ニラ炒め」を紹介したぽんぽ娘。ニラといえば「レバニラ炒め」のイメージが強いが、レバーは苦手な人も多いことから使いやすい豚肉をあわせたレシピとなっている。
豚肉は、疲労回復に効果的とされるビタミンB1を多く含んでいる。一方のニラには、ビタミンB1の吸収率を高める働きを持つアリシンという成分が豊富に含まれているため、疲れているときにぴったりの組み合わせだ。
味つけに焼き肉のタレを使用することで、タレに含まれるニンニクがビタミンB1の吸収率をより高めるだけでなく、貯蓄の役目も果たす。ニンニクには豚肉のくさみを消す効果もあるため、タレとは別にさらに加えてもよい。疲れによく効く組み合わせだと解説しつつ、作り方を紹介した。
◆豚ニラ炒め
【材料】
・豚肉(200グラム)
・キャベツ(8分の1個)
・もやし(1袋)
・ニラ(1束)
・玉ねぎ(小1個)
・焼き肉のタレ(好みにあわせて)
・塩(少々)
・オイスターソース(大さじ1)
・片栗粉(大さじ1〜2)
・油
【作り方】
(1)豚肉に塩少々、オイスターソース、片栗粉をもみこむ。
(2)キャベツはひと口大、ニラは5センチほどの食べやすい大きさ、玉ねぎは薄切りにしておく。もやしはレンジで1分ほど温めたあと、水をきっておく。
(3)油をひいたフライパンで、豚肉の色が変わるまで炒める。
(4)豚肉の色が変わったら玉ねぎを加える。玉ねぎが透きとおってきたら、キャベツを入れる。
(5)キャベツに油がまわったら、ニラの根本近く、ニラ、もやしの順番で加える。全体に油が絡んだら焼き肉のタレをフライパン1周分まわしかけて、できあがり。
片栗粉をもみこむことで豚肉がやわらかく仕上がるが、脂身が多い豚バラなどを使用する場合は少なめか、使用しなくてもいい。
もやしは、先に火を通して水気をきっておくことで炒めたときに水っぽくならない。シャキッとした食感がいい場合は、水からゆでるといい。焼き肉のタレの量はお好みで。ニンニクが好きなら、さらに加えてもおいしい。
◆桂ぽんぽ娘
吉本興業。東京出身の上方落語家。昭和女子大学短期大学部食物科学科卒。女性落語家としては珍しい「ピンク落語」が有名。栄養士の免許も取得し、笑いと栄養の両面から健康をテーマにした講演も行っている。
※ラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』 2023年9月8日放送回より
【放送音声】2023年9月8日放送回