株式会社パソナグループ(本社・東京都千代田区)が、大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日 184日間)に出展するパビリオン『PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)』に展示する「生命進化の樹」のデザインを公表した。
『PASONA NATUREVERSE』は、「いのち、ありがとう。」をコンセプトに掲げ、世界初のiPS 細胞による心筋再生医療を実用化した澤芳樹氏(大阪大学名誉教授・大阪警察病院院長)をエグゼクティブプロデューサーに迎え、「からだ・こころ・きずな」をテーマに様々な展示を行う。
新型コロナウイルスの感染拡大を経て、世界中で“生と死”に向き合ったからこそ、パビリオンを『PASONA Natureverse』(NatureとUniverseの合成語)と名付けている。
そして「心臓(いのち)の螺旋(らせん)~アンモナイトからiPS心臓まで~」と題し、建築家・板坂諭氏がデザインを担当する。
敷地面積は約3500平方メートル、延床面積約2300平方メートル。鉄骨造り・2階建て。2023年9月中に着工しており、2024年11月完成予定。
パビリオン『PASONA NATUREVERSE』では、「からだゾーン」「こころ・きずなゾーン」「いのちの歴史ゾーン」の3つのゾーンに分かれて展示。
「生命進化の樹」は、このうち「いのちの歴史ゾーン」に設置する、生命の進化を表現した大きな樹。幹の内側には進化の歴史をあらわした地層があり、地下へ続く幹と根は深遠な過去を、幹から伸びる枝は未来 への無限の可能性をあらわす。樹上の窓からは、未来の地球の一部を垣間見ることができる。人間の持つ力の可能性、自然の力の偉大さ、進化のダイナミクスを表現していく。
このゾーンを監修する池上高志・東京大学教授(物理学)は、「物理学の最大の悩みは、『生命』が説明できないということ。通常、生命は生命からしか生まれないと考えられている。こうした中、38~39億年前に何もないところから生命が生まれたのはなぜか、ということを解明するのが残された課題」と前置きをした。
「人工生命(ALife)」研究の第一人者である池上教授は、「AI(人工知能)は電気とコンピューターから構成される。AIはALifeの最大のエフェクト。そして、(諸説あるが)『水・大地・太陽』という、パソナが食の基盤として挙げる要素が、生命の基になっている」と話した。
■パソナグループ 大阪・関西万博パビリオン『PASONA NATUREVERSE』プレゼンテーション映像 ©Expo 2025
【パソナグループ・サステナビリティ活動(公式ウェブサイトより)】
【2025年大阪・関西万博 公式ウェブサイト】