先日、なにげなく道を歩いていたところ注意看板を発見。書かれていたのは、「こどもは ここからさきは はいれません」という文字。通路への進入を遮断するように、道の真ん中に立てられているんです。
子どもたちが読めるように文字はすべてひらがなで書かれており、その下には、怒っているのか!? 驚いているのか!? よくわからない表情のおっちゃんが描かれています。
看板を見ていると、向こう側から看板の絵に少し似たおっちゃんがタイミングよく歩いてきたもんで、「ここは子どもは入ったらあかんけど大人は通ってもいい道なんですね」と尋ねてみました。
すると、おっちゃんは申し訳なさそうな表情を浮かべて「ごめんごめん、ほんまは大人も通ったらあかんねん。実はここ、道やないねん」とひと言。
「えーっ、どういうこと!?」
さらに詳しく聞いてみたところ、どうやらここは会社と民家の間に流れていた水路を舗装した場所だそうで、下にはまだ水路が流れているとのこと。
少々広めの水路だったため幅約1メートル50センチほどの舗装となり、道やと思って通行する人が続出したのだとか。
でもね、舗装しているとはいえ、鉄板を乗せているだけの場所がところどころあるんです。万が一、鉄板が外れた場所に子どもたちが落ちてしまったら危ないため、子どもに向けた注意看板が設置されたのだそう。
つまり、「子どもはダメやけど大人はいい」という屁理屈な解釈をするような道ではなく……。いや、そもそも道ではないんですって。